年末年始の旅行計画、長時間の移動での体の痛み対策 - 患者さんに寄り添った治療を。天城整骨院です。頭痛・肩こり・腰痛・膝痛などの慢性痛、捻挫、急性・亜急性の関節や筋肉・腱の痛みなどでお困りでしたら当院へお越し下さい。

倉敷市藤戸町の天城整骨院
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年末年始の旅行計画、長時間の移動での体の痛み対策


はじめに

こんにちは。
天城整骨院の院長の今行です。

年末年始は多くの方が待ちに待った休暇を楽しまれる時期ですね。

 

しかし、楽しみにしていた旅行が、長時間の移動による体の痛みで影を落とされることも。

そんな不安を抱えた皆さんに向けて、この記事では、旅行中によく痛みを訴える部位とその原因、そしてそれらの痛みを予防し、もし発生してしまったときの対処法についてお伝えします。

 

痛みに悩まされることなく、快適な旅を実現するための秘訣を、柔道整復師としての経験をもとにご紹介いたします。

誰もが抱えるであろう心配事を軽減し、安心して旅行の準備をしていただけるよう、具体的なアドバイスを心掛けていきます。

 

長時間移動で痛みが出やすい部位とその痛みの原因

旅行や帰省での長時間移動は、我々の体に様々な影響を及ぼします。

その中でも、腰痛、首の痛み、肩のこりは最も一般的によく出る痛みです。

これらの痛みは、長時間同じ姿勢で座り続けることによって筋肉が硬くなってしまたり、関節へいつもより強い圧力がかかることが原因です。

筋肉は、動かないことで緊張し、血流が悪くなります。
これにより、筋肉や関節に痛みが生じるのです。

さらに、旅行のストレスや焦りが筋肉の緊張を高め、それが痛みにつながります。

重たい荷物を持つことで体のバランスが崩れ、姿勢を不自然に変えてしまうことも、腰痛や肩こりの原因となります。

また、長時間座った状態では、頭の位置が前に出てしまうことが多く、これが首への負担を増やし、肩や背中の痛みの原因にもなり得ます。

空港での急ぎ足や、不快な座席での不適切な姿勢は、これらの問題をさらに悪化させる可能性があります。

これらの理解をもとに、次は、これらの痛みを予防し、発生した痛みに効果的に対処する方法について掘り下げていきます。

 

旅行前に自宅でできる予防策と準備

旅行前に行うことができる予防策として、まずはストレッチが挙げられます。

特に、長時間座ることが予想される場合は、腰や首、肩の筋肉をリラックスさせるストレッチが効果的です。

適切なストレッチによって、筋肉の硬直を防ぎ、血流を改善することで、旅行中の痛みを軽減できます。

 

首のストレッチ
①まず、背筋を伸ばして座るか立つ。

 

② 頭をゆっくりと前に倒し、あごが胸に触れるようにする。この位置で5秒間キープ。

 

③次に、頭を左右にゆっくりと回して、それぞれの方向で5秒間キープ。

 

肩のストレッチ
背筋を伸ばして座るか立つ。

 

②一方の手を肩の上から背中に回し、もう一方の手で肘を軽く押して伸ばす。この位置で5秒間キープ。

 

③反対側も同様に行う。

 

腰のストレッチ
①椅子に座り、足を床にしっかりとつける。

 

② 腰をゆっくりと前に倒し、胸を膝に近づけるようにする。この位置で5秒間キープ。

③ 背中を丸めずに、腰から前に曲がるように意識する。

 

これらのストレッチは、血流を改善し、筋肉の緊張を和らげるのに効果的です。

旅行中でも狭い空間で実践でき、痛みの予防に役立ちます。

 

また、旅行中に持ち歩く荷物の重量をできるだけ減らし、荷物の持ち方にも注意を払いましょう。

荷物が重すぎたり、不均一に重さが分散していると、体への負担が大きくなります。

旅行用の快適な服装や靴選びも痛みの予防に繋がります。

 

さらに、旅行前夜は質の良い睡眠をとることが重要です。

十分な睡眠によって体と心の両方がリラックスし、ストレスを最小限に抑えることができます。

これらの準備を通じて、痛みのない旅行を楽しむための基盤を作りましょう。

 

それでも痛みが出てしまったときの応急対処法

旅行中に発生する痛みは、旅の楽しみを損なう可能性がありますが、適切な対応を行うことで、不快感を軽減できます。

 

最も簡単な方法は、痛みが出た部位を温めることです。

市販の痛み止めのパッチを利用するのも一つの手ですが、使用する際は説明書きをよく読んで正しく使いましょう。

 

また、自分の限界を過信しすぎず、こまめに休憩をとるように予定を組み、痛みの軽減に努めることも重要です。

もし、体のどこかに痛みが出てしまった場合は、ホテルのサウナや温泉浴、または部屋に備え付けのバスタブなどで、しっかりお湯に浸かって体を温めるのも良いでしょう。

 

また、空港や駅で、物理的な制約がある場合には、事前にスタッフに助けを求めたり、施設内の休憩所を予め調べておくことで、長時間の立ちっぱなしや長距離の歩行を避けることができます。

すでに体のどこかに痛みがある場合については、事前に痛み専門家に相談して、旅行中でもできるストレッチやマッサージのアドバイスを受けることも有効です。

 

また、旅行中は十分な水分補給を心がけて、水筒を持参して水分を欠かさないように補給することも痛みを出さない一つの手です。

これらの対処法を実践することで、旅行中に発生した痛みを軽減し、より快適な旅にすることができるでしょう。

 

まとめ

長時間の移動中に体に痛みを感じることは、多くの旅行者にとって共通の経験です。

この記事では、痛みの原因と予防策、そして痛みが発生した際の応急対処法について解説しました。

 

旅行前の適切な準備、ストレッチ、水分補給、そして痛みの管理に関する知識は、快適な旅行を実現するための鍵となります。

もし旅行中に体の不調に悩まされることがあれば、当整骨院での相談もお受けしております。健康的で楽しい旅行をお過ごしください。

(柔道整復師 今行 慎二 監修)