はじめに こんにちは。 岡山県倉敷市藤戸…
もくじ
仕事で外回りが多い方にとって、歩くことは毎日の大切な仕事の一部。
しかし最近、
「歩くと股関節がズキッとする」
「長く立っているとだるい」
と感じることはありませんか?
こんにちは。
倉敷市藤戸町にある天城整骨院の院長今行(いまゆき)です。
忙しさのあまり「そのうち治るだろう」と放っておく方も多いですが、実はこの小さな違和感こそ、体からのSOS信号です。
股関節は体を支える“土台”のような存在で、痛みを我慢して動き続けると、姿勢や歩き方が変わり、転倒のリスクを高めてしまうことがあります。
今回のブログでは、外でよく歩く40代女性に向けて、股関節の痛みを悪化させないための習慣や、転倒を防ぐ工夫を分かりやすく紹介します。
ぜひ最後までお読みください。
股関節に痛みが出たとき、最初に変わるのは「歩き方」です。
痛みをかばって片側に体重をかけたり、足を引きずるように歩いたりすると、体のバランスが崩れます。
その結果、膝や腰にまで負担がかかり、ちょっとした段差で転びやすくなることも。
特に40代以降は、筋肉量の減少が始まる時期。 股関節を支える筋肉が弱くなると、足を安定して動かすことが難しくなります。
痛みが続く → 動かなくなる → さらに筋肉が落ちる、という悪循環に陥りやすいのです。
そして、この悪循環を放置すると、変形性股関節症などの慢性的な疾患へ進行するケースもあります。
「痛みが出てから半年以上我慢していたら、歩くのが怖くなった」
という方も少なくありません。
心身への影響も大きく、「また痛くなるかも…」という不安から外出を控えるようになり、活動量が減って気持ちまで沈みがちになることもあります。
外回りの仕事では、靴の選び方がとても大切です。 ヒールの高い靴や底が硬い靴は、関節に直接負担をかけます。
クッション性があり、足のアーチをしっかり支えてくれる靴を選びましょう。
靴底がすり減っていると滑りやすくなるため、半年~1年ごとの点検・買い替えもおすすめです。
移動や立ち仕事の合間に、数十秒のストレッチを取り入れるだけでも筋肉の緊張を防げます。
イスに座ったまま、片足をゆっくり持ち上げて10秒キープ
立ったまま、手すりや壁に手をついて軽く片脚を後ろへ引く
これだけで、股関節の前側(腸腰筋)が伸び、動きがスムーズになります。
信号待ちやエレベーターを待つ間など、ちょっとした時間を活用しましょう。
冷えは股関節の大敵です。 夜は湯船に10〜15分浸かり、体の深部から温めましょう。
お風呂上がりに、太ももの付け根をやさしく円を描くようにマッサージすると血流が良くなり、翌日の動きが軽く感じられます。
● ブリッジ運動(骨盤とお尻を安定させる)
仰向けに寝て、膝を立てる
ゆっくりとお尻を持ち上げて5〜10秒キープ
ゆっくり下ろす
→ 骨盤を支える筋肉(中殿筋・ハムストリングス)を強化し、歩行の安定につながります。
● バタフライストレッチ(股関節の柔軟性アップ)
床に座って、両足の裏を合わせる
背筋を伸ばし、股関節の伸びを感じながらゆっくり呼吸
→ 1日2〜3回、1回20秒程度でも十分効果的です。
● 足踏みエクササイズ(通勤前・休憩中にもOK)
立ったまま軽く足踏みするだけでも、股関節の可動域を維持できます。 左右の動きを意識してリズムよく行うと、血流促進にもなります。
セルフケアを続けても、痛みが強くなったり、歩くのが不安に感じるようになったりする場合は、早めの相談が必要です。
朝起きたときに痛みが強い
階段の昇り降りがつらい
お尻や太ももまで痛みが広がる
こうしたサインが出ている場合、関節や筋肉のバランスが崩れている可能性があります。
痛みを抱えたまま無理に動き続けると、治りが遅くなるだけでなく、他の部位にまで負担を広げてしまうことも。
整骨院では、体の歪みや筋肉の緊張をチェックし、あなたの生活環境に合わせたケア方法を提案できます。 「まだ我慢できる」と感じている今こそ、早めの行動が未来の安心につながります。
股関節の痛みは、年齢や性別を問わず起こり得ます。
ただし、外回りで歩くことが多い40代女性にとっては、体の小さな不調が大きな事故につながることもあります。
まずは、
靴選び
姿勢と歩き方の見直し
ストレッチと温めケア
この3つを日常に取り入れてみましょう。
早めに気づき、体の声に耳を傾けることが、転倒を防ぎ、いつまでも自分の足で歩ける未来を守る第一歩です。
倉敷市藤戸町の天城整骨院では、股関節の痛みや歩行の不安に対して、一人ひとりに合わせた施術と生活アドバイスを行っています。
「仕事を続けながらでもケアしたい」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。
(柔道整復師 今行 慎二 監修)