こんにちは! 倉敷市藤戸町にある天城整骨…
もくじ
「水を抜いてもらったのに、膝の痛みが残っている」
「膝が痛くて、階段の上り下りが辛い」
「膝が痛くて、動くのが憂鬱になる」
このような膝の痛みでお悩みではないでしょうか?
こんにちは。
倉敷市藤戸町にある天城整骨院の院長今行(いまゆき)です。
最近、このような膝の痛みで来院される方が増えています。
先日も、60代の男性の方が来院されました。
「2回水を抜いて、少し楽にはなったのですが、まだ痛みが残っていて…」
「病院の先生にも、もう水は溜まっていないと言われたのに…」
と、処方された薬も飲んでいて、水も溜まっていないのに膝の痛みが続いているとのことでした。
「なぜ、水が溜まっていないのに、まだ膝が痛いのか?」
「レントゲンを撮ってもらっても、骨には異常なかったのに…」
「これといって膝を捻ったり、転んだりしていないのに、なぜ水が溜まったんですか?」
こんな質問を受けました。
同じような疑問を持たれている方もいるのではないでしょうか?
そこで、今回のブログでは、膝に水が溜まる理由と水を抜いても膝の痛みが改善しない本当の原因と対策について、解説させていただきます。
今現在、膝の痛みでお悩みの方には、お役に立てる内容になっています。
ぜひ、少し長い文章になっていますので、お時間がある際に、最後までお読みください。
膝に「水が溜まる」とは、膝の関節の中にある「関節液(かんせつえき)」が通常よりも多くなってしまう状態のことを言います。
この関節液には、
* 膝の動きをなめらかにする
* 軟骨に栄養
といった大切な役割があります。
ですので、ある程度の関節液が必要です。
しかし、何らかの理由で炎症(えんしょう)が起きると、必要以上に関節液が増えてしまいます。
つまり、炎症という「火事」に対して、関節液という「水」が出動しているイメージです。
病院では、膝に溜まった水をよく抜きます。
膝に溜まった水を抜くと、膝の痛みは楽になります。
この楽になるのは、理由があります。
膝の関節液は、袋で覆われています。
炎症を起こし、関節液が溜まり過ぎて、袋がパンパンに膨れてしまうと、袋が張って動きづらさが出てくるために、痛みにつながります。
膝の水を抜いている人が、「膝の裏が腫れぼったい感じがしています」「膝の裏が突っ張っている感じがして、動かしにくい」と言われることがあるのは、この袋がパンパンに張ってしまっているためです。
ですので、水を抜くことで、袋が萎んで、その張りがやわらぎ、動きやすくなり、楽になるのです。
水を抜いたあと、楽になったのに、完全には膝の痛みが良くならない…
歩いていたり階段の上り下りすると膝が痛みや違和感を感じるケースがあります。
これには、理由があります。
根本的な原因が取れていないためです。
骨に異常がなく、膝に炎症が起きるのは、周辺の関節(足首・股関節)の動きの悪さが関係していることがあるからです。
階段の上り下りや歩く動作は、
・足首
・膝
・股関節
が連動して働くことでスムーズに行えます。
しかし、どこかの関節がスムーズに動いていないと、膝がそれを補おうとして無理な力がかかり、膝の歪みやズレも出てしまい、炎症につながるのです。
足首や股関節の動きに左右差があるか、簡単にチェックしてみましょう。
【足首の動きチェック】
椅子に座り、両足を交互に上下させてみてください。左右差はありませんか?
【股関節の動きチェック】
仰向けに寝て、両膝を立てた状態から膝を抱え込むように自分の胸へ近づけてみましょう。左右どちらかに違和感や詰まりを感じませんか?
左右で差がある場合、それが膝の負担になっている可能性があります。
足首と股関節のストレッチを紹介します。
1.仰向けに寝て片膝を立てるか、持ち上げます。
2.同じ側の手で足の指を「グッ」と握りながら、足首を手前に引きます。
3.10秒キープ → 力を抜いて休憩 → 3回繰り返します。
・ポイント
足の裏〜ふくらはぎの筋膜をしっかり伸ばすことで、動きやすさが改善します。
・ 仰向けで両足を伸ばし、つま先を内側→外側にパタパタと10〜20回動かします。
・ポイント
股関節〜足首までリラックスさせることで膝への負担が軽減します。
「水を抜いてもらったのに、膝の痛みが残っている」
「膝が痛くて、階段の上り下りが辛い」
「膝が痛くて、動くのが憂鬱になる」
このような膝の痛みでお悩みの方の中で、骨に異常がないのに膝の痛みが改善されない方へ、
今回のブログでは、膝に水が溜まる理由と水を抜いても膝の痛みが改善しない本当の原因と対策について、解説させていただきました。
「なぜ、水が溜まっていないのに、まだ膝が痛いのか?」
「レントゲンを撮ってもらっても、骨には異常なかったのに…」
「これといって膝を捻ったり、転んだりしていないのに、なぜ水が溜まったんですか?」
と、疑問を感じている方には、お役に立てたのではないでしょうか?
ぜひ、膝の痛みが改善されない方は、参考にして貰えれば幸いです。
今現在、いろいろな対策をしているけど、いっこうに膝の症状が改善されない方は、他に原因がある可能性があります。
そのような場合は、当院にご相談ください。
当院では、一人ひとりのお身体の状態をみさせていただき、それぞれにあった治療のアプローチをさせていただきます。
興味がある方は、一度膝の治療についてのページをご覧ください。
膝の治療のページはこちら
(柔道整復師 今行慎二 監修)