こんにちは! 倉敷市藤戸町 茶屋町駅近く…
もくじ
「腰が痛くて、長時間座っていることが出来ない」
「仰向けにして寝ると、腰が辛い」
「湿布や痛みとめを飲んでいるけど、腰痛が良くならない」
そんな仙腸関節性腰痛でお悩みではありませんか?
こんにちは。
倉敷市藤戸町にある天城整骨院の院長今行(いまゆき)です。
当院にも、仙腸関節性腰痛でお悩みの方がよく来院されます。
仙腸関節からくる腰痛は、色々な病院や整骨院、整体に行かれても良くならないことが多く、
「もうどこに行っても治らない」
と諦めかけている方も少なくありません。
先日も、60代の女性の方が来院されて
「このまま腰痛が治らなかったらどうしよう…」
「一生付き合っていかないといけないのか…」
と、相談されることがありました。
同じように、今後、どうして良いのかわからない、どうすれば少しでも改善するのかと悩まれている方は、多くおられると思います。
そこで、ブログで、病院で「仙腸関節性腰痛」と診断された方に向けて、5回シリーズで仙腸関節性腰痛を改善するための日常生活のヒントや対処法を分かりやすく紹介させていただくことにしました。
今回は、その5回シリーズの第1回として、まず「仙腸関節性腰痛とは何か?」そして「どう向き合えばいいのか?」について、出来るだけ専門用語を使わずに解説させていただきます。
今現在、仙腸関節性腰痛に悩まされている方には、お役に立てる内容になっています。
少し長いブログになっていますが、お読み頂いて腰痛を改善するのに役立ててもらえれば幸いです。
仙腸関節(せんちょうかんせつ)とは、骨盤を構成している「仙骨」と「腸骨」をつなぐ関節で、体のバランスを保つうえで重要な役割を担っています。
人間の体でいう土台のようなものです。
この土台(骨盤)の上に、背骨があるため、この土台がしっかりしてなければ、背骨は歪んで負担をかけてしまいます。
主にお尻(殿部)や腰の下部に痛みが起こります。
以下のような日常動作をしていると、痛みが強くなるという特徴があります。
・仰向けで寝る
・お尻の痛い方を下にして横向き寝る
・長時間椅子に座る
・動き始めの動作(動いているうちに楽になる)
・片足の足に体重をのせる
・階段の上り下り
・体を捻るような動作
・硬い椅子に座ると痛い
激しい運動や重いものを持ち上げる動作、交通事故、妊娠、出産により、仙腸関節に過度な負担がかかることが主な原因と言われています。
それ以外にも、いっこうに治らない仙腸関節性腰痛を診させて頂いていて、共通点があります。
それは、体の歪みがあることです。
そのことにより、姿勢や体のバランスが悪くなっています。
これには原因があります。
立っていると、片足に重心をかけてしまう癖があったり、椅子に座っている際に脚を組む癖があったりする日常生活の癖、左右非対称の偏った動きの習慣があったことです。
このような日常生活の癖や習慣により、体の歪みが出てしまい、仙腸関節に負担がかかって痛みを長引かせていたのです。
仙腸関節性腰痛に対する病院での治療は、一般的に以下のようなものが多くなります。
・消炎鎮痛剤(湿布や内服薬)
・痛み止めの注射
これらは、痛みを一時的にやわらげるための対処療法であり、「なぜ仙腸関節に負担がかかったのか」「どんな動きや姿勢が影響しているのか」までは見てもらえないことがほとんどです。
そのため、
「薬で楽になっても、また薬の効果がなくなると痛くなる」
と感じている方が多いのではないでしょうか?
病院だけでは良くならない場合の仙腸関節性腰痛を改善するために大切なことがあります。
それは、まず“今の体の使い方”を知ることです。
仙腸関節性腰痛を改善するには、まず自分の体にどんな癖があるかを知ることが大切です。
たとえば…
・いつも同じ足に体重をかけていませんか?
・座るときに足を組むクセはありませんか?
・荷物を片手でばかり持っていませんか?
・台所で片足に重心をかけていませんか?
こうした「何気ない日常生活習慣」が体の歪みを起こして仙腸関節に負担をかけ、痛みの原因になります。
これらの日常生活習慣を直していくことが重要になります。
「腰が痛くて、長時間座っていることが出来ない」
「仰向けにして寝ると、腰が辛い」
「湿布や痛みとめを飲んでいるけど、腰痛が良くならない」
そんな仙腸関節性腰痛でお悩みの方に向けて、今回のブログでは、5回シリーズの第1回として、まず「仙腸関節性腰痛とは何か?」そして「どう向き合えばいいのか?」を分かりやすく紹介させていただきました。
「このまま本当に湿布や薬だけで大丈夫なのか…」
「家事や仕事で休めないけど、どうすれば…」
と戸惑うことも多いと思います。
本当に仙腸関節性腰痛は、辛い症状ですが、ちゃんとしたアプローチをしていけば、着実に症状は改善されていきます。
今回のブログが、お悩みを持たれている方への改善のヒントとなれば幸いです。
次回は【第2回】生活の中にひそむ原因と、日常動作の工夫についてご紹介します。
今現在、色々な対策をしているけど、いっこうに仙腸関節性腰痛が改善しないでお困りの場合は、お気軽にご相談ください。
当院では、痛みの原因を一緒に探りながら、一人ひとりの患者さんに合った治療のアプローチを行っています。
(柔道整復師 今行 慎二 監修)