こんにちは! 倉敷市藤戸町 茶屋町駅近く…
もくじ
「歩いていると、お尻から足にかけてジンジン痛む」
「立っていると、お尻がズーンと重だるくなり、つい椅子に座りたくなる」
「湿布や痛み止めを使っているけど、いっこうに良くならない」
このような坐骨神経痛でお困りではありませんか?
こんにちは。
岡山県倉敷市藤戸町にある天城整骨院、院長の今行です。
先日、40代の女性が
「立っていたり、歩いているとお尻から太ももの裏にかけて痛みが出てつらい」
とご相談に来られました。
「病院に通っているけど改善せず、腰やお尻のストレッチも効果が感じられない」
と3か月以上悩んでおられ、
「自分でできるケアはありませんか?」
と質問を受けました。
そこで、今回のブログでは、同じように「立つ」「歩く」といった動作で坐骨神経痛がつらくなる方に向けて、症状の背景と“ある一点をゆるめること”でラクになる方法をご紹介します。
「腰やお尻まわりのストレッチをしても、なかなか坐骨神経痛が改善しない…」
そんな方に、ぜひ知っていただきたい内容です。
このブログを最後までお読みいただくことで、なぜ動いていると症状が出やすいのか、そのメカニズムと改善のヒントがきっと見つかります。
ぜひ最後までご覧ください。
坐骨神経痛には「座っていると痛くなるタイプ」と「立っていたり歩いていると痛くなるタイプ」があります。
当院では多くの方をみさせていただく中で、特に「立っている・歩いていると痛い」タイプの方には、ある共通点がありました。
それが「姿勢の崩れ」です。
巻き肩や猫背、反り腰といった姿勢の乱れが、坐骨神経痛に関係しているケースが多くあります。
実はこれらの姿勢は、重心のバランスが崩れているサインでもあります。
重心が後ろに傾くと、人は無意識に上半身を前に出すような代償動作をとります。
これは、重心が後ろにいってしまうと、後ろに転けてしまうためです。
そうならないために、上半身を前に出してやるのです。
これにより、巻き肩や猫背、さらには腰を前に突き出すようにする代償動作をすることもあり、この場合は反り腰の姿勢になります。
このような姿勢が続くと、腰やお尻の筋肉に負担がかかり、筋肉が硬くなりやすくなります。
坐骨神経は腰からお尻の筋肉の奥を通っているため、筋肉が硬くなることで神経が圧迫され、立っていたり歩いているときに痛みが出たり、症状が悪化したりしてしまうのです。
ではなぜ、重心のバランスが崩れてしまうのでしょうか?
実はその背景には、股関節・膝・足首の硬さや歪みが関係しています。
これらの関節が重心のバランスをコントロールしているため、動きが悪くなると姿勢が崩れ、痛みにつながりやすくなるのです。
ここでは、姿勢やバランスを整えるために特に有効な「股関節の動きを良くするケア方法」をご紹介します。
ポイントは、「腸腰筋(ちょうようきん)」という筋肉をやさしく緩めることです。
腸腰筋は、股関節を動かすうえで非常に重要な筋肉で、姿勢や重心のバランスとも深く関わっています。
1. 椅子に浅く座る
2. お腹を押す場所を探す
おへそと太ももの付け根の間くらいの位置に指をそっと当てます。
人差し指〜小指4本、または親指でもOKです。
3. 指をゆっくり押し込む
指先をお腹の奥へ向かって、少しずつ押していきます。
痛みを感じないように、やさしく行いましょう。
4. 足を少しだけ上げる
5. 前かがみになる
指を当てたまま、ゆっくりとおへそを覗き込むように背中を丸めます。
リラックスして呼吸を止めずに行いましょう。
6. そのまま30秒〜1分キープ
鼻から大きく吸って、お腹をふくらませ、吐くときに少し指を奥へ。
無理せず、気持ちいい程度の圧で行ってください。
* 腸腰筋はお腹の奥にあるため、ゆっくり深く押すことが大切です。
* 毎日、朝・昼・晩に3〜5回程度行うと効果的です。
* 続けることで、体の重心が変わり、立っているときの感覚が変わってきます。
「歩いているとお尻から足にかけてジンジン痛む」
「立っているとつらくて、早く座りたくなる」
「ストレッチや湿布をしても改善しない」
そんなお悩みを抱える方に向けて、今回のブログでは“体のバランス”に着目した改善方法をご紹介しました。
腸腰筋を緩めるケアは、体のバランス、重心の乱れを整え、「立つ」「歩く」といった動作での坐骨神経痛に役立つ方法のひとつです。
毎日の生活の中で、無理のない範囲で続けることで、症状の緩和が期待できます。
もし、さまざまな対策をしても改善しない場合は、他の原因が隠れている可能性もあります。
そのようなときは、どうぞ一度、当院にご相談ください。
天城整骨院では、国家資格を持つ院長が一人ひとりのお身体を丁寧にチェックし、坐骨神経痛に合わせた施術とアドバイスを行っています。
坐骨神経痛に関する症状別ページもございますので、色々な事例や症例を挙げています。
ご興味のある方はぜひご覧ください。
坐骨神経痛に関する症状別ページは、こちらをクリックください。
(柔道整復師 今行 慎二 監修)