第2回:フライパンやサイドブレーキがつら…
もくじ
「車のサイドブレーキを引こうとしたとき、手首にズキッと痛みが走った」
「最近、親指の付け根が腫れてきていて、湿布を貼っても良くならない」
「一度注射をして楽になったのに、また痛みがぶり返した…」
このような手首の症状でお悩みではないでしょうか?
こんにちは。
岡山県倉敷市藤戸町にある天城整骨院の今行慎二(いまゆき しんじ)です。
手首の症状でお悩みの方の中には、
「注射をしても、また痛みが戻ってくる…」
「湿布を貼っても、なかなか良くならない…」
「できるだけ手術はしたくないけど、どうしたら…?」
そんなお悩みを抱える方も多いのではないでしょうか?
そのような方々に試していただきたいのが、ご自宅でできるセルフケアとマッサージです。
今回のブログでは、特に多い症状である「親指のつけ根が痛い」「手首を動かすとズキッとする」といった腱鞘炎の方向けに、整骨院の視点から考えたセルフケア法をご紹介します。
ぜひ、最後までお読みください。
腱鞘炎とは、腱とそれを包む腱鞘との間に摩擦が起き、炎症を起こす状態。
特に「親指を動かすと痛い」「手首をひねると腫れる」といった方は、「ドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)」の可能性が高くなります。
整形外科での治療は、
・湿布や痛み止めの薬
・注射による炎症の抑制
重症の場合は手術
といった流れが一般的ですが、痛みを繰り返さないためには、日常的なセルフケアによる血流促進と負担軽減が大切です。
当院でも、来院時の治療だけでなく、ご自宅でできるケアの習慣化を重要視しています。
腱鞘炎の症状を和らげるためには、「無理なく・安全に・継続できる」ことがポイントです。
当院でも指導している方法を3ステップでご紹介します。
まずは筋肉や腱の柔軟性を高めるために温熱ケアから。
冷えている状態で無理に動かすと、逆に炎症が悪化します。
・蒸しタオルやカイロなどで、親指の付け根(手首の外側)を5〜10分温めます。
・入浴後のタイミングもおすすめです。
▶【ポイント】
温めすぎは逆効果になる場合もあるので、「じんわり気持ちいい」程度で止めましょう。
腱鞘炎で硬くなりがちな部位をほぐすには、「さする・つまむ・なでる」という軽い刺激が有効です。
▶【注意点】
強く押しすぎないように。気持ちいい範囲で止めてください。
マッサージのあとは、関節の可動域を無理なく広げる動きが効果的です。
▶【ポイント】
痛みが出る場合は、無理をせずすぐ中止してください。
もちろん、セルフケアは万能ではありません。
特に以下のような症状がある場合は、専門機関での評価が必要です。
・腫れがどんどん大きくなっている
・親指が動かしにくくなってきた
・夜間もズキズキと痛みがある
・手の感覚が鈍くなってきた
このような場合、腱の炎症だけでなく神経の圧迫や変性の可能性も考慮すべきです。
天城整骨院では、国家資格をもつ柔道整復師が一人ひとりの症状に合わせて検査を行い、生活指導や施術を行っています。
「セルフケアだけでは不安」「これ以上ひどくなる前にどうにかしたい」という方も、どうぞお気軽にご相談ください。
「車のサイドブレーキを引こうとしたとき、手首にズキッと痛みが走った」
「最近、親指の付け根が腫れてきていて、湿布を貼っても良くならない」
「一度注射をして楽になったのに、また痛みがぶり返した…」
このような手首の症状は、家事や日常生活の“いつものクセ”が積み重なって起こっています。
だからこそ、無理のないセルフケアの継続が、改善への近道になります。
今現在、いろいろな対策をしているけど、なかなか思うように手首の腱鞘炎の症状が改善しない場合は、ぜひ、一度、お近くの整骨院、接骨院にご相談してみてください。
これらの院は、国家資格を有する院になります。
整体院、マッサージ屋さんは、ほとんどが無資格院になります。
ホームページなどで確認の上、ご相談ください。
当院でもご相談は受け付けていますので、お気軽にお連絡ください。
👉【次回予告】
第4回:湿布や注射では治らない?なかなか良くならない腱鞘炎の落とし穴とは
→ “改善しない理由”をプロの目線で解説します。
👉【前回の記事】
→ 第2回:フライパンやサイドブレーキがつらい…日常生活の中でできる腱鞘炎の負担軽減法
柔道整復師 今行慎二
(岡山県倉敷市藤戸町・天城整骨院 院長)