こんにちは! 倉敷市藤戸町 茶屋町駅近く…
もくじ
こんにちは。
岡山県倉敷市藤戸町にある天城整骨院の院長、今行(いまゆき)です。
「肩や腕のあたりに痺れを感じる」
「最近、肩こりがひどくて、仕事に集中できない」
「家事の途中で腕がだるくなる」
このようなお悩みを抱えていませんか?
そんなお悩みを持たれている方の中には、もしかしたら、YouTubeを見て肩まわりのストレッチをしたり、運動をしてみたりしても良くならずに困っている方もいるかもしれません。
当院にも、同じような悩みを持たれている仕事や家事に追われている40代・50代の女性患者さんがよく来院されています。
そのお気持ち、よくわかります。
その良くならない症状は、もしかしたら、斜角筋(しゃかくきん)という首の前側の筋肉が原因となっている「斜角筋症候群」かもしれません。
「斜角筋症候群って、なんなの?」
「もし斜角筋症候群だとしたら、自分で出来る何かケアの方法はないの?」
と思われるのではないでしょうか?
そこで、今回のブログでは、斜角筋症候群がどのようなものか、どんな人がなりやすいのか、そして日常生活の中でできるセルフチェックやケア方法についてご紹介します。
お役に立てる内容になっていますので、ぜひお読みください。
斜角筋とは、首の側面、ちょうど鎖骨の上から耳の下あたりまで伸びている筋肉群で、「前斜角筋」「中斜角筋」「後斜角筋」の3本で構成されています。
この筋肉の間には、腕や手に向かう神経や血管が通っており、これらが圧迫されることでしびれ・冷え・だるさなどの症状が出ることがあります。
これが「斜角筋症候群」と呼ばれる状態です。
日常的に前かがみ姿勢で長時間過ごす方、
たとえばパソコン作業が多い方や、スマートフォンをよく操作する方は、斜角筋症候群への注意が必要です。
なぜなら、頭の重み(約5kg)を首が支え続けることで、斜角筋に負担がかかり、筋肉が硬くなりやすくなるからです。
このような状態が続くと、神経・血管が圧迫され、以下のような症状が現れることがあります。
・肩から腕にかけてのしびれ
・手の冷たさ
・腕のだるさ
・指先の痛みやむくみ
「年齢のせい」「四十肩かも」と思い込んで放置してしまう方も多いですが、
実は斜角筋のケアを行うことで改善が期待できるケースも多いのです。
でも、まずは「私の原因が斜角筋症候群なの?」と知りたいと思います。
次の項で、簡単に知ることが出来る斜角筋症候群のチェック法を紹介します。
以下の動作で、斜角筋の影響によるしびれや痛みが出るかどうかをセルフチェックしてみましょう。
やり方:
1.椅子に深く腰掛け、リラックスします
2.症状がある側に顔をゆっくりと向けます
3.そのまま、ゆっくりと顔を天井に向けるように上を向きます
4.左右で顔を向けます
5.深呼吸を数回してみましょう
このとき、次のような変化が出たら要注意です:
・肩や腕がしびれる
・手が冷たく感じる
・腕全体がだるくなる
・指先にピリピリとした違和感がある
※すでに顔を上に向けただけで症状が出る方もおられます。無理せず動きを中止してください。
斜角筋はとても繊細な筋肉です。
硬くなってしまうと首や肩、腕のさまざまな不調につながるため、日々のやさしいケアが大切です。
ケアの方法:
1.症状がある側の耳たぶの下に手を当てます
2.顔をその手の方向に軽く向けてみてください
3.鎖骨から耳に向かって、筋肉が浮き出る感覚があれば、それが斜角筋です
4.親指と人差し指で軽くその筋肉を挟み、ゆっくりと上下に2〜3回さすります
5.少し位置をずらしながら、同じ動きを繰り返します
ポイント:
・強く押しすぎないこと!「心地よい」と感じるくらいが適切です
・呼吸を止めずにリラックスしながら行いましょう
・お風呂上がりや、テレビを見ながらなど、習慣にするのがおすすめです
毎日数分のケアを積み重ねることで、斜角筋の緊張が和らぎ、つらい症状が軽減されていくことが期待できます。
「肩や腕のあたりに痺れを感じる」
「最近、肩こりがひどくて、仕事に集中できない」
「家事の途中で腕がだるくなる」
など、このようなお悩みを持たれている方へ。
今回のブログでは、斜角筋症候群がどのようなものか、どんな人がなりやすいのか、そして日常生活の中でできるセルフチェックやケア方法について紹介しました。
普段の姿勢や生活習慣が引き金となっていることも多いため、自分の体の状態を知ること、そしてやさしいセルフケアを習慣化することで、症状は改善する可能性があります。
「仕事をするのが億劫になる」
「家事に集中できない」
と、悩まれている方もいるかもしれません。
そんな方に、今回のブログが少しでもお役に立てれば幸いです。
もし現在、いろいろな対策を試しても肩こりや肩・腕のしびれなどの症状が改善しない場合は、一度当院にご相談ください。
当院の治療について詳しく知りたい方は、こちら
(柔道整復師 今行慎二 監修)