第2回:フライパンやサイドブレーキがつらい…日常生活の中でできる腱鞘炎の負担軽減法 - 倉敷市藤戸町の完全予約制整骨院〝天城整骨院〟です。

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第2回:フライパンやサイドブレーキがつらい…日常生活の中でできる腱鞘炎の負担軽減法


第2回:フライパンやサイドブレーキがつらい…日常生活の中でできる腱鞘炎の負担軽減法

【はじめに】

「車のサイドブレーキを引こうとしたとき、手首にズキッと痛みが走った」
「最近、親指の付け根が腫れてきていて、湿布を貼っても良くならない」
「一度注射をして楽になったのに、また痛みがぶり返した…」

このような手首の症状でお悩みではないでしょうか?

 

こんにちは。
岡山県倉敷市藤戸町にある天城整骨院の院長、今行(いまゆき)です。

 

前回のブログでは、そのようなお悩みの親指の付け根の腫れや手首の痛みの原因として「腱鞘炎(けんしょうえん)」が関係していること、そしてなぜ繰り返してしまうのかをご紹介しました。

👉【第1回をまだ読んでいない方はこちら】
手首の腱鞘炎はなぜ繰り返す?親指の痛みと腫れに隠れた原因とは

 

今回のブログではその続きとして、日常生活の中で手首に負担をかけてしまっている具体的なシーンを取り上げながら、ちょっとした工夫で負担を減らす方法をご紹介させていただきます。

 

【腱鞘炎が悪化する日常の“何気ない動作”】

腱鞘炎を悪化させる動作の多くは、「よくある日常の家事や作業」の中に潜んでいます。
特に女性の場合、家事や生活の中で以下のようなシーンが要注意です。

・フライパンや鍋を片手で持ち上げる
・サイドブレーキを引く(特に片手で思い切り引く)
・タオルや雑巾をねじる
・スマホを親指だけで操作し続ける
・ドアノブを強く回す

 

これらの動作に共通しているのは、「親指+手首のねじれ」が入っていること。
つまり、手首の腱と腱鞘が摩擦を受けやすい姿勢になっているのです。

 


【整骨院から見た“負担を減らすためのコツ”】

当院では、手首の痛みを訴える方に共通して見られる生活習慣のクセを次のように捉えています。

 

✔ 片手での作業が多い

「利き手ばかり使う」「片手で鍋やバッグを持ち上げる」などは、手首の一部にばかり負担が集中します。

➡【対策】
→ フライパンや鍋は両手で支えるように意識。
→ バッグは片側ばかりで持たず、定期的に持ち替える

 

✔ 親指の使いすぎ

スマホ操作や洗濯ばさみのような「つまむ動作」も親指に負担をかけます。

➡【対策】
→ スマホを持つときは両手持ち+人差し指操作に切り替える。
→ 指先でつまむ動作を控え、手のひら全体で持つ。

 

✔ 手首の角度が悪い

手首をそらせたり、内側にねじるような動きは、腱にストレスがかかりやすくなります。

➡【対策】
→ サイドブレーキを引くときは、体の正面から手首がまっすぐになる位置で操作
→ 雑巾をしぼるときも、大きな動きで左右バランスよく行う

 


【手首を守るための生活の工夫5選】

ここで、今日からすぐに始められる「腱鞘炎を悪化させない生活のコツ」をまとめておきます。

① 重い物は両手で持つ習慣をつける
→ 腕・肩の筋肉を分散して使うことで、手首への集中的な負担を回避。

② キッチン作業時に手首をひねらない工夫をする
→ カッティングボードの位置や調理器具の持ち方を見直すだけで手首が楽になります。

③ 買い物袋やバッグを手首にかけない
→ 手提げ袋をかけると、手首が不自然な方向に引っ張られてしまいます。

④ 長時間同じ姿勢を避ける
→ スマホや読書の時間は、30分ごとに休憩を入れて手をほぐす。

⑤ 手首を冷やしすぎない・温めて血流をよくする
→ 湿布のしすぎで冷えすぎると、腱の柔軟性が失われます。夜は温タオルなどで温めるのがおすすめ。

 


【手術を避けたいなら“予防の意識”が何より大切】

手術をしたくない、できれば薬や注射にも頼りたくない…という方こそ、生活の中での見直しと予防ケアが大切になります。

当院では、日常動作のクセを細かく確認し、その方の生活に合わせた動作指導を行っています。
一人ひとりの生活スタイルに合わせてアドバイスすることで、再発予防や手術回避にもつながるのです。

 


【まとめ|手首の痛みは日常生活の積み重ねで変わる】

「車のサイドブレーキを引こうとしたとき、手首にズキッと痛みが走った」
「最近、親指の付け根が腫れてきていて、湿布を貼っても良くならない」
「一度注射をして楽になったのに、また痛みがぶり返した…」

そのようなお悩みを持たれている方の中には、「ちょっとした工夫で痛みがやわらぐなら…」と思われた方も多いのではないでしょうか?

 

腱鞘炎は、突然悪化するように感じますが、日々の小さな積み重ねが大きな原因になっているケースがほとんどです。

痛みが出てから慌てるのではなく、今からできる予防を始めましょう。
そして、すでに症状が出ている方は、まず負担を減らすことが回復の第一歩です。

 

今現在、いろいろな対策をしているけど、なかなか思うように手首の腱鞘炎の症状が改善しない場合は、ぜひ、一度、お近くの整骨院、接骨院にご相談してみてください。

これらの院は、国家資格を有する院になります。

整体院、マッサージ屋さんは、ほとんどが無資格院になります。
ホームページなどで確認の上、ご相談ください。

当院でもご相談は受け付けていますので、お気軽にご連絡ください。

👉【次回のブログでは…】
第3回:自宅で簡単!手首と親指の腱鞘炎に効くセルフケアとマッサージ方法
→ 日常のケアでどう痛みを軽減できるか、わかりやすくお伝えします。

👉【前回の記事はこちら】
第1回:手首の腱鞘炎はなぜ繰り返す?親指の痛みと腫れに隠れた原因とは

(柔道整復師 今行慎二 監修)


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