はじめに こんにちは。 岡山県倉敷市藤戸…
もくじ
こんにちは。
岡山県倉敷市藤戸町にある天城整骨院の院長、今行(いまゆき)です。
「車のサイドブレーキを引こうとしたとき、手首にズキッと痛みが走った
「最近、親指の付け根が腫れてきていて、湿布を貼っても良くならない」
「一度注射をして楽になったのに、また痛みがぶり返した…」
このような手首の症状でお悩みではないでしょうか?
当院にも、手首の腱鞘炎の患者さんはよく来られます。
先日来院された女性の方は、
・「家事のちょっとした動作がつらい」
・「でも、できることなら手術は避けたい」
・「他に何か良くなる方法がないか」
といった不安や悩みを口にされていました。
このような方は多いのではないでしょうか?
そこで今回は、手首の痛み、親指の付け根の重だるさや腫れに関係する「腱鞘炎」の原因と、なぜ繰り返してしまうのかについて、天城整骨院の考え方を交えてご紹介します。
腱鞘炎(けんしょうえん)とは、腱(筋肉と骨をつなぐ組織)と、それを包む腱鞘の間で摩擦が起こり、炎症を起こす状態です。
特に親指の付け根や手首の外側に痛みが出る場合は、以下のような動作が原因となることが多いです。
・車のサイドブレーキを引く
・フライパンや重たい鍋を持つ
・雑巾をしぼる
・スマートフォンを長時間握る
これらはすべて、親指を使って手首をひねる動作にあたります。
こうした動きが繰り返されることで、手首に負担がかかり、炎症を起こしやすくなるのです。
「注射をして一時的に良くなったのに、また痛くなった」
「湿布を貼っているけど、改善の兆しがない」
「なぜ私だけ良くならないの?」
このようなお悩みは、決して珍しくありません。
なぜなら、注射や湿布は一時的に炎症を抑える“対症療法”だからです。
根本的な問題である「手首への過度な負担」や「動かし方のクセ」を見直さない限り、再発のリスクは高まってしまいます。
例えば…
・親指だけで物をつかむクセ
・手首を内側にねじる調理動作
・パソコンやスマホを片手で長時間操作する
これらの動作を繰り返すことで、手首に負担がかかり、腱鞘炎が再発しやすくなります。
多くの患者さんを診ていて、手首の腱鞘炎は、早く回復する方と、繰り返し再発する方に分かれる傾向があります。
再発を繰り返す方には、単なる「使いすぎ」だけでなく、以下のような全身的な問題が関係していることがよくあります。
・肘や肩の可動域の低下により、手首に負担が集中している
・首や肩の筋肉の硬さが、手の使い方に影響している
・姿勢の乱れや猫背が、手首の動きに悪影響を与えている
つまり、手首だけを見て治療しても、原因が解消されていないことがあるのです。
当院では、手首の痛みに対しても全身のバランスや動きのクセを評価し、根本から負担を減らすサポートを行っています。
「親指の付け根が腫れてきた」
「フライパンや運転中の動作で痛みが出る」
「何度も腱鞘炎を繰り返していて不安」
このようなお悩みがある方は、身体からの『無理しないで』というサインかもしれません。
湿布や注射で痛みを抑えても、生活習慣を見直さなければ、再発する可能性が高いのが腱鞘炎の特徴です。
一度、お近くの整骨院や接骨院(国家資格保持者が在籍)にご相談してみてください。
整体院やマッサージ店の多くは民間資格の場合がありますので、資格の有無をホームページなどで確認されると安心です。
当院でもご相談は受け付けていますので、お気軽にご連絡ください。
第2回:フライパンやサイドブレーキがつらい…日常生活の中でできる腱鞘炎の負担軽減法
(柔道整復師 今行慎二 監修)