はじめに 「立ち上がる際に、おしりが痛く…
もくじ
「立ち上がるたびにお尻にズキッと痛みが走る…」
「長時間座っていられなくて、つい体勢を変えたくなる…」
「最近、股関節に違和感があって歩きにくい気がする…」
と、このようなお悩みをお持ちではないでしょうか?
そのようなお悩みをお持ちの方で、病院に行って「すべり症」と診断された方もおられるかもしれません。
こんにちは。
岡山県倉敷市藤戸町にある天城整骨院の今行です。
最近、「病院で『すべり症』と診断されて不安になった」という女性からのご相談が増えています。
そんな不安、お悩みを抱えながら、無理をして家事や仕事を続けていませんか?
でもご安心ください。
すべり症は正しいケアを続ければ、症状の悪化を防ぎ、今よりラクに過ごせるようになります。
今回のブログでは、すべり症の原因と改善のための具体的なセルフケア方法、そして日常生活でできる対策についてわかりやすくご紹介します。
「もうこれ以上悪くしたくない」
そんな方々は、最後までお読みいください。
すべり症は、医学的には「脊椎分離すべり症」や「脊椎変性すべり症」と呼ばれています。
簡単に言うと、背骨の一部がズレてしまう状態のことです。
背骨の中には「脊柱管」という神経の通り道がありますが、ズレた背骨がこの道を狭くし、神経を圧迫する原因となります。
その結果…
といった色々な症状が起こることがあります。
そのような中で、無理を続けてしまうと、症状が悪化して気分の落ち込みにもつながり、悪循環を生んでしまう方も多くおられます。
すべり症は放置すると症状が進行し、手術が必要になるケースもあります。
しかし、日々の生活習慣を見直すことで、十分に症状の改善が期待できます。
【主な原因】
特に倉敷市のように車移動が多い地域では、長時間同じ姿勢で座り続けることが多くなります。
また、リモートワークなど長時間座る機会も増えており、腰への負担が蓄積しやすい環境になっています。
そのような中で、ちょっとした普段の過ごし方を見直すことが、すべり症改善の第一歩になります。
すべり症は、背骨のズレによって神経が圧迫され、痛みやしびれが起こる状態です。
このズレを直接元に戻すのは難しいですが、「体にかかる負担を減らす」ことで、症状の悪化を防ぎ、今ある痛みも軽減できます。
特に40代・50代の女性は、筋力低下やホルモンバランスの変化によって体の安定性が崩れやすく、腰への負担が増加しやすい時期です。
そこで、日常生活の中で無意識に行っている“体に負担をかける習慣”を見直すことが、すべり症の改善には欠かせません。
股関節は、歩く・立つ・座るといったすべての動作に関わる重要な関節です。
この股関節の動きが悪くなると、体を動かすたびに腰だけでカバーしようとし、その結果、すべり症による負担が増してしまいます。
つまり、「股関節の柔軟性を高めることは、腰への負担を分散させるために非常に効果的」なのです。
また、股関節まわりの筋肉が硬いと血流も悪くなり、回復力も低下します。ストレッチは、血流改善と痛みの緩和にも役立ちます。
【1】お尻の筋肉ストレッチ
この筋肉が硬くなると骨盤が歪みやすくなり、結果的に背骨のズレも助長されてしまいます。
お尻の筋肉をやわらかく保つことで、股関節の動きがスムーズになり、背骨の安定にもつながります。
【2】太ももの裏ストレッチ
太ももの裏(ハムストリングス)が硬くなると、骨盤が後ろに引っ張られ、自然と猫背の姿勢になります。
この姿勢は腰への負担が非常に大きく、すべり症の症状を悪化させる原因に…。
太もも裏を伸ばすことで、骨盤が正しい位置に戻り、腰にかかる負担を減らすことができます。
すべり症は、完全に元通りにするのは難しいのが現状です。
しかし、今からでも「これ以上悪化させない」「少しでもラクに過ごす」ことは可能です。
「また好きなことを楽しみたい」
「元気に過ごしたいし、仕事も続けていきたい」
そのために、今日からできる小さな改善を積み重ねていきましょう。
今現在、色々なセルフケアなどの対策をしているけど、いっこうに改善されないすべり症からくる症状でお悩みの方は、他にも何か原因があるかもしれません。
そのような場合は、当院で施術が可能です。お早めにご相談ください。
このブログをお読みいただいた全ての方の健康をお祈りしております。
(柔道整復師 今行慎二 監修)