はじめに こんにちは。 岡山県倉敷市藤戸…
もくじ
「注射で良くなったのに、すぐに再発してしまった…」
「家事のたびに親指が痛くて、手術しかないのかなと不安です…」
ばね指(弾発指)に悩む方の中には、何度も治療を受けても思うように改善せず、ついには手術をすすめられて戸惑っている方も多いのではないでしょうか?
こんにちは。
倉敷市藤戸町にある天城整骨院の院長 今行(いまゆき)です。
今回のブログでは、実際に当院へご相談くださった60代女性のばね指の改善事例をご紹介します。
注射でも効果がなかった方が、なぜ手術をせずに改善できたのか——その過程とポイントを丁寧に解説します。
今現在、親指のばね指でお悩みの方は、お役に立てる内容になっています。
ぜひ最後までお読み頂ければ幸いです。
指に引っかかりを感じて整形外科へ。だが改善は一時的…
今回の患者さまは、倉敷市在住の60代の女性。
以下のような症状とお悩みを抱えておられました。
「他に方法がないのか調べているうちに、整骨院でも見てもらえると知った」とのことで、当院にご相談くださいました。
姿勢や動作に「親指へ負担がかかるクセ」が見られた
当院では、指の炎症だけを見るのではなく、その炎症を引き起こした体の使い方や姿勢のクセに注目してカウンセリングと検査を行います。
この患者さまの状態は以下のとおりでした。
つまり、体の使い方のクセにより、親指に無意識に負担が集中している状態だったのです。
指を動かす筋肉は、肘から手首までの前腕に集中しています。
そのため、前腕の緊張を手技によってやさしくゆるめ、腱と腱鞘の摩擦を軽減する施術を行いました。
加えて、手首の柔軟性も改善し、手全体の動きが自然になるよう整えていきます。
姿勢が崩れていると、指先への負担が増えやすくなります。
特に巻き肩や猫背は、手の動作時に肘から先だけを酷使する状態をつくってしまうのです。
そこで、
を段階的に行い、親指への負荷を分散するように調整しました。
施術とあわせて、再発を防ぐための生活動作の工夫もお伝えしました。
改善ポイント例:
「生活の中でちょっと変えるだけでも、指がラクになった」とご本人からも実感のお声をいただきました。
「もう指のことを気にせず生活が出来ます」と、喜ばれるまで回復されました。
「また、同じようになりたくない」と、1ヶ月に一度メンテナンスをしながら、過ごされています。
① 指だけでなく「体全体」を見て施術したから
親指だけをケアしても、その原因が別の場所にある場合は再発してしまいます。
肩・肘・手首の連動性を整え、動作のバランスを取り戻したことが改善につながりました。
② 筋肉・腱・関節の“連携の悪さ”を整えたから
前腕〜手首〜指先はすべてつながっています。
緊張した筋肉をゆるめ、滑らかに動く状態を作ったことで、腱へのストレスが減りました。
③ 日常の「手の使い方」を見直したから
原因を施術で改善するだけでなく、同じ負担を繰り返さないよう生活動作も見直すことが、再発防止に直結しました。
「注射をしても効果が続かない」
「このままだと手術しかないと言われて不安…」
そんな悩みを抱えている方にこそ、指だけではなく体全体の状態を見直すことをおすすめします。
当院では、ばね指の根本的な改善をめざし、姿勢・動作・生活のクセまで含めたアプローチを行っています。
「指先の痛みだけでなく、体の使い方も気になる…」
そんな方は、一度ご相談ください。
(柔道整復師 今行慎二 監修)
▶︎ 第1回|親指のばね指が治らない…再発を繰り返す本当の原因とは
▶︎ 第2回|手術しかないの?ばね指に悩むあなたへ|手術以外の改善方法を紹介
▶︎ 第3回|親指のばね指は姿勢や使い方がカギだった?見直して改善へ
▶︎ 第5回|倉敷でばね指にお悩みの方へ|天城整骨院が“手術に頼らない改善”をサポートします