こんにちは! 倉敷市藤戸町 茶屋町駅近く…
もくじ
「お医者さんに言われた内容が、よく理解できなかった」
「椎間板が悪くなっていると言われて、これ以上酷くならないか…」
「湿布しか出してもらえず、これからどうしていけばいいのか…」
と、こんな腰椎椎間板症のお悩みを抱えていませんか?
こんにちは。
倉敷市藤戸町天城にある天城整骨院の院長今行(いまゆき)です。
腰椎椎間板症って、なかなか聞きなれない病名に不安を抱えている方もいるのではないでしょうか?
先日も、そのようなお悩みを持たれた、病院で腰椎椎間板症と言われた女性が相談に来られました。
「お医者さんから、椎間板が潰れていると言われたけど、詳しい事を聞けなくて…」
と、そのようなお悩みも持たれていました。
忙しそうにしているお医者さんに、なかなか質問したくてもできない状態だったようです。
腰椎椎間板症は、病院でMRIを撮ってもらい診断を受けますが、どんな状態なのか、どんな症状なのか、何が原因でなったのか分からずに、不安を抱える方もおられるかと思います。
そこで、今回のブログでは、そのような方々のために、腰椎椎間板症について、症状や起こる原因について、紹介させて頂きます。
今現在、腰椎椎間板症でお悩みを抱えている方には、お役に立てる内容になっています。
ぜひ、最後までご覧ください。
突然ですが、少し医学的な話をします。
背骨は椎骨という小さな骨の集まりになります。
この椎骨は、その場所によって、頸椎、胸椎、腰椎と言われ方が違います。
腰椎は、腰のあたりの部分になります。
椎間板とは、椎骨と椎骨の間に存在し、クッションのように衝撃を吸収する働きを持っています。
この椎間板という言葉は、椎間板ヘルニアとかを聞いたことがある方もおられるかもしれません。
椎間板の中心部にはゼリー状の髄核(ずいかく)、その周囲には繊維状の線維輪(せんいりん)があります。
この構造が、背骨の安定性と柔軟性を保っています。
腰椎椎間板症は、椎間板の変性が進行し、髄核の弾力性が失われたり、線維輪にダメージが生じたりすることで、炎症を起こしたり、過敏な状態になってしまうことで、腰痛を起こす疾患のことを言います。
腰痛の原因として、腰椎椎間板症が、全体のおよそ13%を占めると報告されています。
※参照文献:日本整形外科学会と日本腰痛学会が監修した『腰痛診療ガイドライン2019改訂2版』
腰椎椎間板症の主な症状としては、腰の鈍痛や動作時の腰の強い痛みです。
「腰の奥の方がズーンと重だるい感じがする」
「腰の奥がガクンと抜けるような痛みがある」
といった症状を訴えられることが多く、
「柔らかいソファや低い椅子に座っていると症状がひどくなる」
「前かがみで、急に体を起こそうとすると、腰にズキっとした痛みを感じる」
など、
前かがみになるような姿勢や長時間座っていた後、急に動きを変える時などに強く腰に痛みを感じる傾向があります。
腰椎椎間板症は、椎間板ヘルニアのような太ももやふくらはぎが痛くなったりしびれたりすることはあまりありません。
しかし、椎間板にダメージがあるために、腰の椎間板ヘルニアに移行してしまうケースもあります。
腰椎椎間板症は、主な原因として、加齢、長時間の座位姿勢や不良姿勢、重量物の持ち上げや反復的な動作です。
また、整体や東洋医学的な観点から、体のゆがみによる体のバランスの悪さも原因となります。
それらについて、一つ一つ説明をしていきます。
まず、原因の一つとして挙げられるのは、加齢です。
20代後半から徐々に椎間板の水分量が減少していきます。
これが40代以降では椎間板の変性が顕著になります。
そのために、腰椎椎間板症を発症するのは20~40歳代が中心になります。
次に、長時間の座位姿勢や不良姿勢です。
デスクワークやスマートフォンの使用で猫背などの姿勢が続くと、椎間板に負担が集中してしまいます。
このことにより、椎間板への慢性的なストレスがかかることで、椎間板への血流や栄養供給も低下し、回復力が落ちることにもなります。
このことが、椎間板の変性を早める要因となります。
次に、重量物の持ち上げや反復的な動作は、椎間板への大きな負荷となります。
急激な負荷や繰り返される負担は、椎間板へのダメージを起こしやすくなります。
また、体幹の筋肉の低下も、椎間板に余分な負荷をかける原因です。
最後に、整体や東洋医学的な観点から、体のゆがみによる体のバランスの問題です。
実は、MRIのような画像診断が普及した近代では、腰椎の椎間板の状態が悪くなっているのに腰痛がない、という人がたくさんいることが分かっている研究結果が出ています。
参考文献
Boos N, et al. “The diagnostic accuracy of magnetic resonance imaging, work perception, and psychosocial factors in identifying symptomatic disc herniations.” Spine (1995).
Brinjikji W, et al. “Systematic Literature Review of Imaging Features of Spinal Degeneration in Asymptomatic Populations.” AJNR Am J Neuroradiol (2015).
このことは、体のバランスを診ていく整体や東洋医学から考えると、年齢などにより椎間板が悪くなっていても、体のゆがみを整えて体のバランスが整えば、椎間板に負担が集中しなければ、回復が見込めるということが言えます。
背骨は横から見ると、S字を描いて、体への負担を1箇所に集中しないように全体に分散しています。
しかし、体の歪みがあり、体のバランスが崩れていくと、背骨のS字が崩れてしまい、体の中心である腰の椎間板への負荷がかかってしまいます。
体の歪みを整えると、上半身や下半身が、スムーズに動くようになります。
そうすることで、腰椎椎間板症であっても、腰への負担を下げることで、椎間板への負担を下げて、その症状を改善を見込めることができるのです。
「お医者さんに言われた内容が、よく理解できなかった」
「椎間板が悪くなっていると言われて、これ以上酷くならないか…」
「湿布しか出してもらえず、これからどうしていけばいいのか…」
このような腰椎椎間板症でお悩みを抱えている方のために、今回のブログでは、腰椎椎間板症について、症状やその起こる原因について紹介させて頂きました。
「この痛み、いつまで続くんだろう…」
「これ以上悪化したらどうしよう…」
「何か自分で今できることはないかな」
というお悩みを抱えている方もいるかもしれません。
今回ご紹介した内容が、少しでもお役に立てれば幸いです。
現在、さまざまな対策をしているにも関わらず、なかなか腰椎椎間板症が改善されない方は、他の要因が関係している可能性があります。
そのような場合は、お近くの専門の医療機関や整骨院や接骨院に一度ご相談ください。
当院でもご相談を承っておりますので、お気軽にお連絡ください。
(柔道整復師 今行慎二 監修)