はじめに こんにちは。 岡山県倉敷市藤戸…
もくじ
「何もしていないのに、右側の背中が痛い」
「いっこうに痛みが良くならない」
「仕事に集中できない」
このような右側の背中の痛みに悩まれていませんか?
先日、そのような悩みを抱える40代の女性から相談がありました。
2週間以上、右側の背中の痛みが改善せずに困ったおられました。
「右の背中の痛みや違和感が、全然良くならなくて…」
詳しくお話をお聞きすると、湿布を貼ってみたり、腕を動かしてみたり、肩や背中のストレッチを色々と試みましたが、痛みや違和感は変わらなかったと言うことでした。
もしかしたら、このブログを読まれている方の中にも、同じような悩みを抱えている方がいるのではないでしょうか?
今回は、実際にアドバイスをさせてもらい右側の背中の痛みを改善したストレッチ方法と早く改善させるための日常生活のポイントなどについて、詳しくご紹介します。
現在、右側の背中の痛みでお困りの方に、お役立ていただける内容になっています。
ぜひ最後までお読みください。
40代、50代の女性の方々は、色々な仕事を任せられることが多くなり、デスクワークで、長時間同じ姿勢で椅子に座っていることが多くなりますよね。
そうなってしまうと、どうしても前かがみの姿勢になりがちになります。
前かがみの姿勢になっていると、首や肩、背中の筋肉に負担がかかってきます。
実は、そのような中で、椅子に座る際に、右足を上にして足を組むと、右側の背中に負担がかかり、痛みが出やすくなります。
これは、右足を上にして足を組むと、体のバランスを取るために右肩が下がってしまうためです。
このような姿勢が癖になってしまうと、背骨や骨盤のゆがんだ状態になります。
そうなると、座っているときだけでなく、立っているときも、背骨や骨盤のゆがみにより、右側の背中の筋肉に常に負担がかかります。
継続に背中の筋肉に負担がかかっていると、筋肉は硬くなり、痛みを引き起こします。
また、40代半ばから50代の女性は更年期を迎えることが多く、ホルモンバランスの変化が痛みを引き起こします。
ホルモン減少による筋肉の緊張や血のめぐりが悪くなることも影響していきます。
体のゆがみがあると、より血のめぐりが悪くなるために、悪循環になります。
背骨や骨盤のゆがんだ状態を改善させるためには、股関節まわりの筋肉のストレッチが効果的です。
骨盤は建物の基礎に、背骨は柱に例えられます。
その基礎を支えるのが股関節という土台です。
足を組むことが習慣になっている方は、股関節まわりの筋肉が硬くなっています。
この股関節まわりの筋肉を和らげることで、骨盤のゆがみが整い、背骨のバランスが改善され、右側の背中の痛みが改善されます。
・太ももの裏の筋肉のストレッチの仕方
1.椅子に浅く座り、一方の脚を前方に伸ばし、かかとを床につけます。
2.骨盤を立てた状態で、背筋を伸ばしながら上半身をゆっくり前に倒します。
3.太ももの裏側が伸びる感覚があるところで15~30秒キープします。
4.反対側の脚でも同様に行います。
5.左右3セット行います。
・お尻の筋肉のストレッチの仕方
1.椅子に浅く座り、左足首を右脚の太もも(膝上)に乗せます。
2.左膝を外側に開き、背筋を伸ばしたまま上半身をゆっくり前に倒します。
3.お尻が伸びている感覚を感じたら、その姿勢で15~30秒キープします。
4.右側も同様に行います
5.左右3セット行います。
・おしりまわりの筋肉②のストレッチ
1.あおむけにになります。
2.片方の膝を90度ぐらいに曲げます。
3.膝を曲げた方の足を伸ばしている方の足の方へ、ゆっくり倒しておきます。
4.おしりまわりの筋肉が伸びていくのを感じてきます。
心地よい痛みの手前で、倒すのを止めて、20秒程度キープします。
左右3~5回程度行います。
ストレッチの注意事項について
ストレッチはすぐに効果が出るものではありませんが、継続することで確実に効果が現れます。
日常的に続けるようにしましょう。
股関節まわりの筋肉をストレッチで和らげることで右側の背中の痛みは改善されていきますが、右側の背中の痛みをより早く改善、予防させるための日常生活の習慣を変えていくことも大切になります。
そのためには、椅子に座っている際に、足を組まないこと、立っている際につま先を平行にするようにしましょう。
普段何気なく座っていると足を組んでしまうことはあるのではないでしょうか?
「私は足を組んでいない」と思っていても、足元でクロスにしていることはないでしょうか?
また、立っているときは、つま先の方向が左右違っていませんか?
体育の休めのような姿勢になっていませんか?
つま先の方向と骨盤のゆがみは関係してきます。
椅子に座っている際は、足を組まないこと、立っている際はつま先を平行にするようにしましょう。
立っている際、足の幅は気にしなくて構いません。
つま先の方向だけ気にしてみてください。
今回のブログでは、実際にアドバイスをさせてもらい右側の背中の痛みを改善したストレッチ方法と早く改善させるための日常生活のポイントなどについて、紹介させていただきました。
「この痛み、いつまで続くんだろう…」
「これ以上悪化したらどうしよう…」
という不安を抱えている方もいるかもしれません。
今回ご紹介した内容が、少しでもお役に立てれば幸いです。
現在、さまざまな対策をしているにも関わらず、なかなか右側の背中の痛みが改善されない方は、他の要因が関係している可能性があります。
そのような場合は、お近くの専門の医療機関、整骨院や接骨院にご相談ください。
当院でもご相談を承っておりますので、お気軽にお連絡ください。
(柔道整復師 今行慎二 監修)