背中の痛み、放置してはいけないサインとは?筋肉と内臓の違いとは? - 倉敷市藤戸町の完全予約制整骨院〝天城整骨院〟です。

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背中の痛み、放置してはいけないサインとは?筋肉と内臓の違いとは?


はじめに

こんにちは。

岡山県倉敷市藤戸町にある天城整骨院の院長今行(いまゆき)です。

「特に何もしていないのに、背中が痛くなった」

「体を動かさなくても、背中がズキズキ痛む」

「いっこうに背中の痛みが治らない」

このような背中の痛みでお悩みではないでしょうか?

 

背中の痛みは、つらいですよね。

「特に何をしたわけでもないのに、なぜこんなにも背中が痛いんだろう?」

と、仕事にも家事にも集中できなくて困っている方もいるのではないでしょうか?

 

そのような背中の痛みが続く状況の中で、

「こんなに痛みが続くのは、もしかして内臓に問題があるのかな?」

と不安を感じている方も多いのではないでしょうか。

日常生活では肩や腰の痛みはよく経験するものの、背中の痛みを経験することは比較的少ないかもしれません。

 

背中の痛みの多くは筋肉が原因によるものですが、ごくまれに「内臓疾患」が原因となることもあります。

そこで、今回は、背中の痛みを「筋肉が原因のもの」「内臓が原因のもの」に分けて、それぞれの特徴や注意すべきサインについてご紹介します。

現在、背中の痛みでお悩みを抱えている方は、お役に立てる内容になっています。

ぜひお読みください。

 

背中の痛みの原因は?筋肉と内臓の違いについて

筋肉と内臓、それぞれが背中の痛みを引き起こすことがあります。

以下で、それぞれの原因について詳しく説明していきます。

 

・筋肉が原因で起こる背中の痛み

1. 筋肉の疲労

長時間同じ姿勢でいることや、重いものを持つなどの無理な動作により、背中の筋肉が疲労や緊張を起こして痛みが生じます。

特にデスクワークや立ち仕事が多い方は、姿勢の悪化により筋肉への負担が大きくなりやすく、寒い時期は特に疲労が蓄積し、背中に痛みを起こします。

2. 運動不足

運動不足により筋力が低下すると、背中を支える力が弱まります。

その結果、日常的な動作でも筋肉に過剰な負担がかかり、痛みの原因となります。

3. ストレス

精神的なストレスは自律神経の乱れを招き、血行不良や筋肉の緊張を引き起こします。

また、ストレスによる睡眠不足は疲労を蓄積させ、筋肉の状態をさらに悪化させて痛みを起こします。

・内臓が原因で起こる背中の痛み

少し難しい話ですが、体の中には「内臓-脊髄反射」という仕組みがあります。

これは、内臓と背中の神経が同じルートを通って脳に信号を送るため、内臓の異常が背中の痛みとして感じられることをいいます。

1. 膵臓の病気

膵臓は背中に近い位置にあり、急性膵炎や慢性膵炎、膵臓がんなどが背中の痛みを引き起こします。

特に膵臓がんは進行すると、背中の痛みに加えて体重減少や黄疸などを伴います。

 

2. 胆嚢や胆石の問題

胆石症や胆嚢炎は、右上腹部から背中にかけての痛みを引き起こします。脂肪分の多い食事後に痛みが強まり、吐き気や発熱を伴うこともあります。

 

3. 胃や十二指腸の病気

胃潰瘍や十二指腸潰瘍では、みぞおちの痛みが背中に広がることがあります。

食後や空腹時に痛みが強くなるのが特徴で、重症の場合は吐血や体重減少を伴うこともあります。

 

4. 腎臓の病気

腎結石や腎盂腎炎では、腰から背中にかけて鋭い痛みが生じます。

多くの場合、高熱や血尿を伴い、背中を軽く叩くと痛みが強くなることが特徴です。

 

5. 心臓や血管の問題

狭心症や心筋梗塞、大動脈解離なども背中に痛みを引き起こすことがあります。

これらは胸の圧迫感や息切れを伴うこともあります。

 

筋肉ではなく内臓が原因?放置してはいけない背中の痛みのサイン

前の項で内臓が原因となる背中の痛みについて説明しましたが、「自分は大丈夫だろう」と思われる方もいるのではないでしょうか?

しかし、すぐに医療機関を受診すべき危険なサインがあります。

これらを見逃すと重大な病気が進行してしまう可能性があります。

以下のようなサインがある場合は、「単なる筋肉の問題」と決めつけず、すぐに医療機関を受診してください。

1. 急激で激しい痛み

突然背中に強い痛みが現れる場合は、心臓や血管に関わる疾患が疑われます。

痛みの感じ方には個人差がありますが、ここで言う激しい痛みとは、冷や汗が出るような、普段では経験しない程度の痛みを指します。

このような痛みは胸や肩、腕にも広がることがあります。

 

2. 持続する痛み

通常、筋肉が原因の痛みは2、3日程度で改善に向かいます。

しかし、数週間から数カ月間続く背中の痛みは、内臓疾患の可能性があります。

例えば、膵臓がんや慢性膵炎では、背中に持続的な鈍痛が生じることがあります。

特に体重減少や食欲不振を伴う場合は要注意です。

 

3. 吐き気や嘔吐、発熱を伴う痛み

背中の痛みに加えて吐き気や嘔吐、発熱がある場合は、胆嚢炎や腎盂腎炎などの感染症が考えられます。

これらは早期治療が重要で、放置すると重症化する可能性があります。

 

4. 黄疸(皮膚や目が黄色くなる)を伴う症状

背中の痛みと共に黄疸が見られる場合は、膵臓や胆管に問題がある可能性があります。

膵臓がんや胆管閉塞でよく見られる症状です。

 

5. 冷や汗やしびれを伴う場合

冷や汗や手足のしびれを伴う背中の痛みは、循環器系の異常や神経の圧迫による症状の可能性があり、早めの診察が必要です。

まとめ

今回は、背中の痛みの原因を「筋肉が原因のもの」と「内臓が原因のもの」に分け、それぞれの特徴や注意すべきサインについてご紹介しました。

上記の危険なサインに心当たりがある方は、必ず医療機関を受診してください。

医療機関を受診したけど、内臓には問題がなく、湿布を処方されて経過を診ているけど、背中の痛みが改善しない場合は、体のゆがみがあったり、体のバランスが悪いなどの別の原因が隠れている可能性があります。

そのような場合は、お近くの国家資格を持つ整骨院や接骨院などの専門機関への受診をお勧めします。

受診の際は、必ずホームページなどで国家資格の有無をご確認ください。

当院でもご相談を承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

(柔道整復師 今行慎二 監修)


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