こんにちは! 倉敷市藤戸町 茶屋町駅近く…
もくじ
「手のひらのしびれが治らない」
「手がむくんでいる感じがする」
「長い時間、字を書くことができない」
このような手の症状でお悩みではないでしょうか?
もしかしたら、その手の症状は手根管症候群かもしれません。
手根管症候群になると、今までは何気なく使えていた手が思うように動かなくなってしまう方も多くいらっしゃいます。
「手をマッサージしてみたり、いろいろ試してみても良くならないんです…」
先日も、このような手の症状でお悩みの女性が来院されました。
「サポーターを付けているのですが、改善しなくて…」
病院でレントゲンを撮影し、骨に異常がないということでサポーターを勧められましたが、症状が改善せずに困っておられました。
実は、手根管症候群の症状が長引く原因として、私たちの何気ない生活習慣が関係していることがあります。
そこで、今回のブログは、手根管症候群でお悩みの方に向けて、見落としがちな5つの生活習慣についてご紹介させていただきます。
現在、手のしびれやむくみなど、手根管症候群の症状でお悩みの方に、役立つ内容となっています。
ぜひ最後までお読みください。
手根管症候群は、手首の内側(手のひら側)にある「手根管」というトンネルの中で、正中神経という神経が圧迫されることで起こります。
この手根管は、骨と靭帯でできた狭い通路で、その中を正中神経と指を動かすための腱(けん)が通っています。
このトンネルが狭くなったり、中で腫れが起きたりすると、神経が圧迫されて症状が現れます。
手根管症候群の主な症状
手根管症候群になると、次のような症状が現れることがあります
・手や指のしびれや痛み
・手の力が弱くなる
・鍵を回したりする細かい作業が困難に
・夜間に症状が悪化しやすい
手根管症候群の原因
手根管症候群には、いくつかの原因があります。
・手首や手の過度な使用
パソコンや工具を使う作業など、同じ動作の繰り返しを続けることで、腱や周囲の組織に炎症や腫れが生じることがあります。
・基礎疾患の影響
糖尿病、甲状腺疾患、関節リウマチなどが原因となることがあります。
・ホルモンの変化
妊娠や更年期によるホルモンバランスの変化で、症状を引き起こすことがあります。
・その他の要因
生まれつき手根管が狭い方や、骨折後の変形なども影響します。
手の症状は、どうしても手の部分だけに注目しがちですが、意外な生活習慣が症状を長引かせていることも少なくありません。
以下のような習慣がある場合は、できることから改善していきましょう。
1. 長時間同じ姿勢
長時間同じ姿勢でいることは、体全体の血行を悪くしてしまいます。
これは、筋肉を動かさないことが原因です。
血液を全身に送り出すのは心臓の働きですが、心臓に戻すためには筋肉の動きが必要です。
筋肉を動かさないことで血行が悪くなると、炎症や腫れが起こりやすくなり、正中神経に影響を与えてしまいます。
椅子に座っていることが多い方は、1時間に一度は立ち上がるなどしていきましょう。
2. スマートフォンの使いすぎ
スマートフォンを長時間操作することは、親指に過度な負担をかけ、手の周りの筋肉を疲労させて、手根管症候群のリスクを高めてしまいます。
スマホスタンドを使うなどして、出来るだけ手の負担を下げましょう。
3. 猫背や巻き肩などの悪い姿勢
猫背や巻き肩などの姿勢の崩れは、肩や肘に捻れを引き起こし、腕全体にかかる負担を増えしてしまいます。
腕の負担は、手首にも余計なストレスがかかってしまいます。
日常的に肩甲骨や胸周りのストレッチを行い、姿勢を意識することが大切です。
4. 運動不足(座りがちな生活)
運動不足は全身の血行を悪くし、手根管症候群の症状を悪化させるリスクを高めます。
まずは一日20分程度のウォーキングから始めてみましょう。
これらの4つの生活習慣に心当たりがある方は、一つでも見直すことで、手の負担を下げることができます。
ただし、無理のない範囲で継続することが重要です。
日常生活に取り入れやすい事から始めて、少しずつ習慣化していきましょう。
今回のブログでは、手根管症候群の症状を長引かせてしまう可能性のある生活習慣について、ご紹介しました。
手根管症候群でお悩みの方の中には、
「このまま手が使えなくなってしまうのでは…」
「手術はできれば避けたい」
という不安を抱えている方も少なくありません。
そんな方々に、今回の内容が少しでもお役に立てれば幸いです。
現在、さまざまな対策を試しているのに手の症状が改善されない方は、他の原因がある可能性があります。
そのような場合は、早めにお近くの国家資格を持つ整骨院や接骨院にご相談することをお勧めします。
各院のホームページなどで国家資格の確認をすることができます。
当院でもご相談を承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
(柔道整復師 今行慎二 監修)