はじめに 皆さん、こんにちは。天城整骨院…
もくじ
こんにちは。
岡山県倉敷市藤戸町にある天城整骨院の院長今行(いまゆき)です。
「朝起きた時に、首を動かそうすると痛い」
「首がこわばって動かしづらい」
「首の痛みで、仕事に集中できない」
と、このような首の痛みでお悩みではないでしょうか?
冬になると、このような首の痛みを抱える患者さんが多くなります。
先日も、首の痛みでお悩みの50代の女性の方が来院されました。
「朝から首の痛みが続いていて、仕事にも支障が出ていて…」
「湿布を貼っているけど、思うように良くならない」
と、日常生活での辛い思いをされているということでした。
同じようなお悩みをお持ちの方もおられるのではないでしょうか?
そこで、今回のブログでは、冬の首の痛みの原因、症状を改善させる効果的なツボと簡単なセルフケア方法をご紹介します。
今現在、首の痛みでお悩みの方は、お役に立てる内容になっています。
ぜひお読みください。
冬になり寒くなると、首まわりの筋肉が硬くなるために、首は痛くなりやすくなります。
首まわりの筋肉が硬くなる理由は、寒さから身を守るための体温維持と関係してきます。
寒いとき、人間の体は、重要な臓器に血液を集中させます。
臓器に血液を集中すると、外側にある首まわりには血液が流れにくくなります。
寒くなると手足が冷たくなるのも、このためです。
血液の流れが悪くなると、筋肉は酸素や栄養を十分に受け取れなくなり、疲労物質が蓄積されていき、筋肉は緊張して硬くなります。
また、寒いとき、体は冷えないようにするために神経が働き、筋肉を緊張させます。
これは体を守るための反応で、寒さを感じると無意識に肩をすくめたり、体を縮めたりするのがその例です。
この筋肉の緊張が続くと、血液の流れが悪くなり、首まわりの筋肉が硬くなってしまいます。
首まわりの筋肉が硬くなると、普段何気なくしている顔を横に向いたりなどの動作が出来にくくなり、首に痛みを感じてしまいます。
このようにして、首まわりの血の巡りが悪くなり、筋肉が緊張して硬くなることによって、首の痛みが起こってしまうのです。
ですので、首の痛みの治すには、まず血の巡りを良くすることが大切です。
ツボは、血行促進や筋肉の緊張緩和に役立ちます。
特に首の痛みに効果的とされるツボを3つご紹介します。
・風池(ふうち)
首の後ろ、髪の生え際にあるツボです。
・天柱(てんちゅう)
首の後ろ、髪の生え際の中央付近から親指1本分外側にあるツボです。
ツボを押す際は、力加減や手順が重要です。
ツボの正しい方法について、紹介します。
ツボを押すときは、指の腹(親指や中指)を使い、「痛気持ちいい」と感じる程度の力で刺激します。
1回につき5~10秒ほど押し、ゆっくり離す動作を3~5回繰り返します。
円を描くように軽く揉むのも効果的です。
強く押しすぎると筋肉や神経を傷める可能性があるため注意してください。
また、リラックスした状態で行うと効果が高まります。
息を吐きながらゆっくり押し、吸いながら力を緩めるリズムがおすすめです。
ツボは左右どちらにもある場合が多いので、両方を均等に刺激するのがおすすめです。
ツボと併せて行いたい簡単にできるセルフケア方法をご紹介します。
・長時間同じ姿勢を避ける
座りっぱなしや立ちっぱなしの状態では、血流が滞りやすくなり、筋肉の緊張してしまいます。
これを姿勢を変えることで、酸素や栄養が体の各部に行き渡りやすくなります。
長時間同じ姿勢を避けることは、血行を良くするのに非常に効果的です。
1時間に一度は、椅子から立ち上がり、深呼吸するようにしましょう。
・ウォーキングをする
足の筋肉がポンプの役割を果たし、血液の循環が促進されます。
1日20分ほどの時間でも構いませんので、定期的にウォーキングをしましょう。
・温かい飲み物を取り入れる
温かい飲み物を飲むことは、寒さで体の中心に血液が集中し、外側が冷えやすくなる状態を改善するのに効果的です。
温かい飲み物は体を内側から温め、血管を拡張させることで血流を促進します。
特にカフェインを含まない飲み物は、カフェインによる脱水のリスクを避けつつ、血流促進やリラックス効果を得られるためおすすめです。
今回のブログでは、冬の首の痛みの原因、症状を改善させる効果的なツボと簡単なセルフケア方法について紹介させていただきました。
首の痛みは、日常生活の中での何気ない習慣や姿勢が積み重なって生じることも多く、誰もが経験する可能性のある辛い症状です。
適切な知識と対策をすれば、早く治すことができます。
ぜひ今回の方法を試してみてください。
さまざまな対策を試しても首の痛みがなかなか改善されない場合は、ほかの部分に問題がある可能性があります。
そのような場合は、お近くの国家資格を持つ整骨院、接骨院などの治療院を受診することをお勧めします。
受診の際は、ホームページなどで国家資格の有無をご確認ください。
当院でもご相談を承っておりますので、お気軽にお声がけください。
(柔道整復師 今行慎二 監修)