昔の悪い姿勢の影響で腰痛に!今からできる体の歪みのチェック法と改善ポイント - 倉敷市藤戸町の完全予約制整骨院〝天城整骨院〟です。

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昔の悪い姿勢の影響で腰痛に!今からできる体の歪みのチェック法と改善ポイント



はじめに

こんにちは。
岡山県倉敷市藤戸町にある天城整骨院の院長、今行(いまゆき)です。

特に何をしたわけではないのに、腰痛を感じるようになった
座っていても、立っていても腰が痛くなる
もう何カ月も腰痛が続いている
と、このような腰痛でお悩みではないでしょうか。

 

先日、腰痛の悩みを持たれている女性の方が来院されました。
特に転んだわけでもないし、無理なことをした覚えもないんです
と話され、これといった心当たりがないにもかかわらず、3カ月以上腰痛に悩まされているとのことでした。

歩いていても腰が痛くなるので、外に出るのも億劫になる
という不安な気持ちも抱えていました。

長引く腰痛でつらい思いをされているのはよくわかります。

私も前職でサラリーマンをしていた時期に、同じようなつらい腰痛を経験したからです。

今回のブログでは、はっきりとしない腰痛の原因と解決方法を紹介させていただきます。

現在、腰痛でお困りの方には参考になると思います。

少し長い文章になっていますので、お時間のある際にお読みください。

 

昔の悪い姿勢が体の歪みに?長引く腰痛の原因とは

これといった原因がないにもかかわらず、腰痛に困っている方によくある共通点があります。

その共通点とは、体の歪みです。

今回ご紹介した患者さんも、体の歪みがありました。

初診時に体の状態を診ると、左右の肩の高さに違いがあったり、左右の股関節を曲げたり内側に倒したりすると、明らかな動きの違いがありました。

 

昔、縫製の仕事でミシンで片方の足ばかりを使っていました
と、長年にわたり片方の足だけを外側に向けた姿勢で仕事をしていたとのことでした。

この影響で、体の歪みが起こっていました。

体の歪みの中でも、股関節の動きに左右差があると、特に腰に影響を及ぼします。

なぜなら、股関節まわりの筋肉は腰の筋肉につながっているからです。

股関節の動きに左右差があると、体のバランスが崩れます。

股関節は、家でいえば土台のようなものです。

この土台が安定していないと、建物は傾いてしまいます。

 

長年の仕事などの影響で、体の歪みが癖になっていることで、腰痛を起こしてしまう方は多くいらっしゃいます。

でも、体の歪みがあるのに、なぜ今まで痛みが起こらなかったのか
と疑問を持たれる方もいるかもしれません。

それは、体の柔軟性の低下が関係しているからです。

 

特に女性は、ホルモンの関係で40代後半から50代を境に、筋肉や関節の柔軟性が急激に低下します。
※参考文献:身体柔軟性と関節弛緩性における性差および関係性
(Japanese Journal of Health Promotion and Physical Therapy Vol.4,No.4:189-193,2015)
筋肉や関節の柔軟性が低下すれば、体への負担は大きくなり、腰痛を引き起こしてしまいます。

ですので、腰痛を改善するには、体の歪みを改善することが大切です。

同時に筋肉や関節の柔軟性を改善することも重要になります。

自分に体の歪みがあるのだろうか
と思われる方もいることでしょう。

次の項では、自分でできる簡単な体の歪みのチェック法を紹介します。

 

自分で判断できる体の歪みの簡単チェック方法

ここでは、体の歪みを自分でチェックする5つの方法を紹介します。
以下のチェック方法で左右差があれば、体の歪みがあると考えられます。

1. 首の歪みのチェック法

・顔を左右に向けてみます
・どちらか向きづらい方がないかを確認します
・判断が難しい場合は、どちらに向いた際に肩がよく見えるかの違いを確認します

 

2. 肩の歪みのチェック法

・手を片方ずつ挙げます
・どちらか上げづらい方がないかを確認します
・判断が難しい場合は、鏡で確認するとよいでしょう

 

3. 肘の歪みのチェック法

・脇を閉めて、親指を上に向けて肘を曲げていきます
・左右のどちらが肩に親指が近づきやすいかを確認します

 

4. 腰の歪みのチェック法

・両手を前で合わせます
・指先を見ながら腰を捻り、左右の動きやすさを確認します

 

5. 股関節の歪みのチェック法
・仰向けで寝た状態で、左右のつま先の向きを確認します

 

自分でできる体の歪みを改善して、腰痛を解消していく方法

体の歪み、筋肉や関節の柔軟性を改善する日常生活のポイントを紹介します。

1. 同じ姿勢を避ける

・長時間座っているなど、同じ姿勢が続くと筋肉や関節の柔軟性が低下します
・背伸びをしたり、膝の屈伸をするなどして姿勢を変えましょう

 

2. 規則正しい生活リズムを保つ

・毎日同じ時間に起床し、朝の光を浴びて体内時計をリセットしましょう
・質の良い睡眠は筋肉の回復と柔軟性向上に不可欠です

 

3. 適度な運動を心がける

・ウォーキングやヨガ、軽いジョギングなどの有酸素運動は、関節や筋肉の柔軟性を改善します
・階段を使ったり、短い散歩を取り入れることも効果的です

 

4. 足を組まない

・足を組むと、左右の股関節の動きに差が出て体が歪みやすくなります
・椅子に座るときは、足を組まないよう注意しましょう

 

5. つま先は平行を意識する

・股関節の動きに左右差がある方は、左右のつま先の開き方に差がある場合が多いです
・立っているときに自然と片方の足に体重をかけてしまう方も多いでしょう
・つま先と骨盤は連動しているため、つま先は平行を意識しましょう

 

必ず知っておくべき、病院に行く必要がある腰痛

医療現場では、重大な疾患を示唆する徴候や症状を「レッドフラッグ」と呼びます。

腰痛の中には、命に関わる可能性のあるものも含まれています。

以下の項目に該当する場合は、整形外科などの医療機関を受診してください。

・悪性腫瘍の病歴がある
・絶え間なく続く腰痛がある
・最近の著しい外傷がある
・長期のステロイド使用歴がある
・原因不明の体重減少がある
・発熱を伴う

 

まとめ

今回は、はっきりとしない腰痛の原因と解決方法を紹介させていただきました。

立っていても、座っていても腰が痛くなる
なかなか腰痛が改善しない
など、長引く腰痛で日常生活に支障が出ることは、本当につらいものです。

そのような方々へ、このブログが皆様のお役に立てれば幸いです。

 

さまざまな対策を試しても腰痛が改善されない場合は、ほかの部分に問題がある可能性があります。

そのような場合は、早めに国家資格を持つ整骨院、接骨院などの治療院を受診することをお勧めします。受診の際は、ホームページなどで国家資格の有無をご確認ください。

 

当院でもご相談を承っておりますので、お気軽にお声がけください。

当院のホームページの症例別ページには、さまざまな症例や事例を掲載しています。ご参考にしていただければと思います。

当院の腰痛の症例別ページはこちら

(柔道整復師 今行慎二 監修)