はじめに こんにちは、天城整骨院の院長、…
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こんにちは。
岡山県倉敷市藤戸町にある天城整骨院の院長今行(いまゆき)です。
「親指を動かしていると引っかかる」
「痛みはないけど、治らないので気になってしまう」
と、このような親指の症状でお悩みではないでしょうか。
先日、親指の引っかかりが気になっている70代女性の方が来院されました。
「2週間以上経っているのに治らない」
「このまま続いてしまうのか不安です」
と、趣味で手を使うことで、これ以上酷くならないか不安を抱えていました。
指の引っかかりは、手をマッサージやストレッチしていても改善しないことがあります。
それには理由があります。
姿勢に原因があるからです。
そこで、今回のブログでは、そのような親指の引っかかりを解消するためのセルフケアについて、紹介させていただきます。
現在、このような親指の症状でお悩みの方には、お役に立てる内容になっています。
ぜひ、参考にしてみてください。
指が引っかかるのは、「ばね指(弾発指)」という状態です。
指を動かすためには、筋肉から伸びている「腱(けん)」というワイヤーのようなの組織が、指の中を通る「トンネル(腱鞘)」の中を滑らかに動いています。
トンネルの内側が炎症を起こしてしまい、狭くなってしまうことで、腱が引っかかってしまうのです。
そのようなばね指の方々を診させていただき、ある共通点があります。
姿勢の問題です。
姿勢が悪いと体のバランスが崩れ、特定の部位に負担が集中します。
前かがみの猫背の姿勢でいると、肩甲骨が外側に広がり、前に引っ張られてしまいます。
この状態が続いてしまうと、癖がついてしまい、肩甲骨がガチガチに硬くなり動かなくなります。
うまく肩甲骨が動かなくなると、肩や背中の筋肉が引き伸ばされて疲れやすくなり、肘や手首、手にも影響が出てきます。
特に、手をよく使うことが多い方は、肩甲骨が動かなくなると、指に負担がかかります。
指への負担が続くと、炎症を起こして引っかかりだします。
ですので、親指の引っかかりが出ている方は、肩甲骨の動きを改善しておくことが大切です。
次の項では、肩甲骨の動きを改善するストレッチを紹介します。
実際に、アドバイスをさせていただいている内容です。
肩甲骨の動きを改善するためのストレッチを3つ紹介します。
肩甲骨ストレッチ①
1. 壁に向かって立ち、両手を壁に肩幅より広めに置きます。
2. そのまま、肩甲骨を寄せるように、体を壁から離していきます。
3. 肩甲骨の間が伸びるのを感じながら、20~30秒キープします。
肩甲骨ストレッチ②
1. ドアの枠や柱に手をかけ、体を前に倒していきます。
2. 胸の前側の筋肉が伸びるのを感じながら、20~30秒キープします。
3.左右で3〜5回程度繰り返します。
肩甲骨ストレッチ②
1.手を後で組みます。
2.組んだ手を上に上げていきます。
3.肩の前側が伸びてくる感じを20~30秒キープします。
※ストレッチをする上での注意事項について
ストレッチを行う際は、痛みを感じない範囲で行うことが大切です。
無理な力を入れず、ゆっくりと筋肉を伸ばしていきましょう。
また、呼吸を止めず、リラックスしながら行うことも重要です。
一日朝、晩の2回、試してみてください。
今回のブログでは、親指の引っかかりを解消するためのセルフケアについて紹介しました。
このブログが、少しでもお役に立つことができたら幸いです。
もし、いろいろな対策をしているのに手の症状が全く改善されない方がいらっしゃいましたら、他の部分に問題があるかもしれません。
そのような場合は、国家資格を持つ整骨院や接骨院などの医療機関を受診することをお勧めします。
国家資格の有無は、ホームページなどで確認してください。
当院でもご相談を受け付けていますので、お気軽にご相談ください。
(柔道整復師 今行慎二 監修)