股関節を痛めたことが原因?坐骨神経痛の悪化を防ぐための効果的な日常生活のセルフケア - 倉敷市藤戸町の完全予約制整骨院〝天城整骨院〟です。

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股関節を痛めたことが原因?坐骨神経痛の悪化を防ぐための効果的な日常生活のセルフケア



はじめに

こんにちは。
岡山県倉敷市藤戸町にある天城整骨院の院長、今行(いまゆき)です。

おしりの辺りが重だるくなる
椅子から立ち上がる際、おしりから太ももが痛い
時々足が痺れてくる
など、このような坐骨神経痛でお悩みではないでしょうか?

そんな悩みを持つ方の中には、学生時代のスポーツ経験が坐骨神経痛に影響している方もおられるのではないでしょうか?

 

特に、ダンスやクラシックバレエの方は、股関節を痛めた経験を持たれていることも多く、その影響から坐骨神経痛を引き起こしやすくなっています。

そこで、今回のブログでは、股関節を痛めた経験がある方のために、坐骨神経痛の原因、症状を抑えたり、悪化を防ぐための日常生活のセルフケアについて紹介させていただきます。

日常生活のちょっとしたポイントを押さえるだけで、坐骨神経痛を抑えたり、悪化を防げることができます。
現在、坐骨神経痛のお悩みを持たれている方のお役に立てれば幸いです。
少し長い文章となりますので、お時間のある際にお読みください。

 

股関節を痛めた影響?坐骨神経痛が起こる原因とは

坐骨神経痛が起こる原因について、わかりやすいように簡単に解説をしていきます。


坐骨神経は、腰や骨盤あたりから出て、おしり、太ももの裏の筋肉の間を通り、足にかけて枝分かれしている神経です。

少しわかりやすいように、例え話をします。

この坐骨神経の流れを道路でイメージしてみてください。

通常、神経の流れは、まっすぐな高速道路のようなものなのです。

まっすぐな高速道路は、渋滞することはないですよね。

神経の流れも渋滞することはありません。

しかし、日常生活で、長時間同じ姿勢が続いていたり、無理な姿勢で仕事をすることが続いていたりすると、体が歪んだり、おしり、太ももの裏の筋肉が硬くなります。

そうなってしまうと、まっすぐだった道がクネクネした道になってしまいます。

クネクネした道は、まっすぐな道と違って車が渋滞しそうですよね。

神経の流れも同じで、流れが悪くなり坐骨神経痛を起こしてしまうのです。

ですので、坐骨神経痛は、体の歪みをなくし、おしりや太ももの裏の筋肉を硬くならないようにしておくことが必要があります。

特に、学生時代にスポーツをしていて股関節を痛めた経験がある方は、注意が必要です。

なぜなら、股関節を痛めた経験がある方の多くは、股関節の動きが悪くなっているからです。

 

この股関節の動きが悪いと、姿勢も悪くなり、おしりや太ももの裏の筋肉も硬くなります。

ですので、股関節を痛めた経験がある方は、股関節の動きを良くしておくことで、坐骨神経痛を抑えたり、悪化を防ぐことができます。

 

次の項で、坐骨神経痛が起こるのを抑えたり、悪化を防ぐための効果的な日常生活のセルフケアについて解説していきます。

 

坐骨神経痛を抑えたり、悪化を防ぐ!効果的な日常生活のセルフケア

前の項で、坐骨神経痛の発生を抑えたり、悪化を防ぐためには、股関節の動きをスムーズにしておくことが大切なことをお伝えしました。

その股関節の動きをスムーズにするために、日常生活でできることを3つ紹介します。

 

・朝起きた際に股関節を動かす

朝は体が冷えているので、股関節周りの筋肉も硬くなっていて、負担がかかりやすくなっています。
そのため、起き上がろとして痛みを感じてしまう方もいます。
痛みを感じると、体は反射的に動きを抑えて、股関節の動きを悪くします。
そうならないように、朝ベッドから起き上がる前に、股関節の運動をしておくことで痛みを抑えることができます。

股関節運動のやり方

①両方の膝を立てます。


②つま先と膝を肩幅ぐらいに開きます。
③左右に両膝を揺らしていきます。
この時の左右に膝を倒す角度は違和感を感じない程度。

左右に10回程度繰り返します。

 

・貧乏ゆすり

股関節には、滑液といって潤滑油のようなものがあります。
これによって、関節の動きをなめらかにしてくれてます。
貧乏ゆすりは、この股関節の潤滑油を促す効果があります
日常生活のちょっとした時間に、疲れない程度に貧乏ゆすりをしましょう。

 

・お腹の奥にある筋肉を動かす

お腹の奥に股関節を動かす筋肉(腸腰筋)があります。
この筋肉は、股関節の動きに重要な役割を果たしています。
股関節の動きが悪い方は、この筋肉がしっかり働いていません。
の筋肉にちょっとした刺激を入れることで、筋肉を働かせることができます。

やり方は簡単です。

①椅子に座っている際に、骨盤の前側(赤丸の位置)に親指以外の4本の指を当てます。
親指は腰の脇に添えておきます。

②4本の指をお腹の方へ押し込んでいきます。

③息を吐きながら、前屈みになっていきます。
そうすると、4本の指が奥の方へ入っていきます。

④息を吐き切ると、ゆっくり息を吸いながら、前屈みを起こします。

 

5回程度繰り返します。

 

まとめ

今回のブログでは、股関節を痛めた経験がある方のために、坐骨神経痛の原因、症状を抑えたり、悪化を防ぐための日常生活のセルフケアについて、紹介させていただきました。

坐骨神経痛は、日常生活にさまざまな支障が出て、つらい思いをされている方も多い症状です。

現在の体の状態を維持したい
症状の悪化を防ぎたい
と、将来への不安を抱えている方もいるのではないでしょうか?

そのような方々の少しでもお役に立つことができたら幸いです。

 

もし現在、いろいろな対策をしているのに坐骨神経痛が改善されない方がいらっしゃいましたら、他の部分に問題があるかもしれません。

そのような場合は、早めに国家資格を持つ医療機関を受診することをお勧めします。

ホームページなどで国家資格の有無を確認の上、受診ください。

当院でもご相談を受け付けていますので、お気軽にご相談ください。

坐骨神経痛の症例別ページはこちら

(柔道整復師 今行慎二 監修)