こんにちは! 天城整骨院の…
もくじ
「朝起きて、動き出したら腰が痛い」
「座って立ち上がろうとすると、腰が痛い」
「腰に重だるさを感じるようになった」
など、このような腰痛でお悩みではないでしょうか。
こんにちは。
岡山県倉敷市藤戸町にある天城整骨院の院長、今行(いまゆき)です。
先日、そのような腰痛の患者さんが来院されました。
詳しくお話をお聞きすると、前日、寝た状態でテニスボールを腰の下に置いたストレッチをしていたということでした。
「なぜ腰が痛くなったんだろう?」
「テニスボールを使ったストレッチがダメだったのでしょうか?」
と、突然腰が痛くなったことに不安や疑問を持たれていました。
最近、YouTubeでは様々なストレッチ動画があります。
仕事や家事で忙しい方々には、ちょっとした隙間時間でもできるストレッチなど、ストレッチ紹介動画が数多くあります。
しかし、YouTubeのストレッチ動画の多くは、運動不足の人を対象にしている動画です。
そのため、体の状態によっては、テニスボールを使って、やってよいストレッチとやってはいけないストレッチがあります。
特に、仰向けでテニスボールを腰の下に置くストレッチは、姿勢のタイプによっては、絶対にやらない方がよい場合があります。
そこで、今回のブログでは、テニスボールでのストレッチで腰痛になる人の原因について、紹介させていただきます。
現在、なぜテニスボールでのストレッチで腰痛になったのか疑問を持たれている方、同じような腰痛の経験をしたくない方には、お役に立てる内容になっています。
ぜひ一度お読みください。
仰向けで、テニスボールを腰の下に置いてするストレッチは、筋肉をほぐすセルフケア方法としてありますが、実は腰を痛めることがあります。
その原因は、姿勢の問題です。
突然ですが、背骨は、複数の小さな骨がカーブを描きながら成り立っています。
この構造は、体の重さをうまく分散して、体のバランスを取るためになっています。
例えれば、背骨は吊り橋のようなものです。
吊り橋は、微妙なワイヤーのたわみの中で、重さを分散しながら成り立っています。
ワイヤーのたわみには余裕がありますが、そのたわみがあまりにも大きくなってしまうと、橋として成り立たずに、崩れてしまいます。
しかし、人の背骨はそう簡単な話ではありません。
何らかの理由で、背骨のカーブが崩れそうになると、筋肉が支えてくれます。
しかし、筋肉の負担が過度になると、筋肉や関節は痛みを起こしてしまいます。
仰向けで寝て、テニスボールを腰の下に置くストレッチは、ボールの当て方によっては、背骨のカーブを崩す力が働きます。
特に反り腰の人は、背骨への影響が大きくなります。
反り腰とは、日常生活の習慣や癖などの影響で、腰の部分の背骨が通常より過度に反っている状態のことを言います。
つまり、本来の背骨のカーブからすでに崩れてきている状態です。
テニスボールのストレッチは、過度に反っている背骨のカーブをさらに反らせてしまうのです。
反っている腰の背骨は、かなりの負担がかかりますよね。
ですので、反り腰の方は、テニスボールを腰の下に置くストレッチはやってはいけません。
そうはいっても、自分が反り腰かどうかを判断するのは難しいと思います。
次回の項では、自分が反り腰かを判断するためのチェック方法について、ご紹介します。
テニスボールを使ったストレッチは、反り腰の方には腰を痛める可能性があることを、前の項で解説させていただきました。
この項では、自分が反り腰のタイプかどうかを判断する方法について、紹介します。
壁を使った反り腰のチェック方法と、仰向けでの反り腰のチェック方法の2つのパターンをお伝えします。
ご自身が反り腰かチェックしてみてください。
・壁を使った反り腰のチェック方法
壁に背中をつけて立ちます。
踵、後頭部、お尻を壁につけ、腰と壁の間に手を入れてみてください。
手のひら1枚分の隙間があれば、正常な姿勢。
こぶし1個分以上の隙間:反り腰になっています。
・仰向けで寝てするチェック方法
床に仰向けに寝て、両手を体側に置きます。
腰と床の間に手を入れてみます。
手のひら1枚分の隙間:正常な姿勢。
こぶし1個分以上の隙間:反り腰の可能性が高い。
反り腰の人には、特徴があります。
仰向けで膝を伸ばすと腰に違和感があり、膝を立てると楽になる場合も反り腰が疑われます。
今回、テニスボールでのストレッチをして腰痛になる人の原因についてご紹介しました。
「朝起きて、動き出したら腰が痛い」
「座って立ち上がろうとすると、腰が痛い」
「片方の腰だけが痛い」
など、テニスボールでストレッチをした後から腰痛に悩まれる方がおられます。
「なぜ痛くなったんだろう?」
「テニスボールのせいなのだろうか?」
と疑問をお持ちの方がおられます。
このブログが、そうした悩みをお持ちの方に少しでもお役に立てれば幸いです。
現在、さまざまな対策をしているにもかかわらず腰痛が改善されない方は、体の歪みなどの問題がある可能性があります。
そのような場合は、早めに国家資格を持つ医療機関を受診することをお勧めします。
国家資格の有無の確認はホームページでできますので、ご確認の上受診ください。
当院でも、腰痛のご相談を受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。
当院の腰痛治療のページでは、さまざまな症例をご紹介しています。
ぜひご参考にしてください。
腰痛の治療のページはこちら。
(柔道整復師 今行慎二 監修)