介護の仕事をされている方へ ひどい腰痛にならないための日常生活のポイントとは - 患者さんに寄り添った治療を。天城整骨院です。頭痛・肩こり・腰痛・膝痛などの慢性痛、捻挫、急性・亜急性の関節や筋肉・腱の痛みなどでお困りでしたら当院へお越し下さい。

倉敷市藤戸町の天城整骨院
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介護の仕事をされている方へ ひどい腰痛にならないための日常生活のポイントとは


はじめに

こんにちは。
岡山県倉敷市藤戸町にある天城整骨院の院長の今行です。

 

介護の仕事をされている方の中で、 
「腰が常に重だるい」 
「おしりから太ももにかけてのピリピリが続いている」 
「座っていても楽にならない」
 など、そのような腰の痛みを感じながら仕事を頑張っている方も多いのではないでしょうか。

 

当院にも介護の仕事をされている方が来院されることがよくあります。

その多くは、ひどい腰痛で困って来院されます。

「また、腰にズキっとした痛みがきそう…」 
「明日は、お風呂介助できるか不安です」

 など、不安を口にされることも少なくありません。

 

介護の仕事は、施設の利用者さんのお風呂介助や車椅子への移動など、腰への負担がかかることが多くあります。

ですが、ちょっとした普段の生活習慣に気を付けるだけで、腰痛がひどくなるのを防ぐことができます。

 

そこで、今回のブログは、介護の仕事をされている方向けに、日常生活で気を付けるだけで腰痛を防げるポイントについて紹介させていただきます。

 

現在、ひどい腰痛を抱えている介護職の方がいらっしゃいましたら、きっとお役に立てる内容になっています。

お時間がある際にお読みください。

 

ひどい腰痛になるのを防ぐために必要なこととは?

朝、起き上がる際に腰の痛みを感じることは多くないでしょうか。

介護のお仕事では、お風呂介助やベッドの移動など、腰に負担がかかることがほとんどです。

筋肉は負担が継続すると疲労が蓄積し、緊張して硬くなってしまいます。

 

実際に、腰痛で来院される介護職の方の腰の筋肉は、緊張してガチガチに固くなっています。

特に朝は体が冷えていて、筋肉も動きにくい状態です。

さらに、寝方によって腰への負担がかかっていることもあります。

筋肉や関節に痛みを感じると、防御反応で腰や腰まわりの筋肉が硬くなってしまいます。

朝起きて腰の痛みを感じ、筋肉が緊張してしまうと、悪循環に陥ってしまう方も多いのです。

筋肉がガチガチに固くなった状態で、お風呂介助や移動などの前かがみやしゃがむ動作をするのは大変です。

介助動作もスムーズにできず、さらに腰への負担が増えてしまいます。

 

そうならないために、朝起きる際の痛みを軽減すること、そして寝方を工夫して腰への負担を減らすことが大切です。

次の項では、朝の起き方と腰に負担のかからない寝方について紹介させていただきます。

ぜひ参考にしてみてください。

 

腰に優しい寝方のポイント

避けるべき寝方 寝方には、うつ伏せ、横向き、仰向けがありますが、腰痛がある方が特に注意すべき寝方があります。

それは、うつ伏せ寝です。 うつ伏せ寝は腰を反らせた状態になります。 

腰は重力方向の力には強いものの、反るような力に対しては弱いため、この姿勢は腰に大きな負担をかけてしまいます。

 特に、反り腰の方は避けるようにしましょう

 

・おすすめの寝方
 【仰向けで寝る場合】

膝の下に巻いたバスタオルやクッションを置いて、膝が曲がった状態にします。

 膝の角度は90度程度が理想的ですが、それより小さくても構いません。

ご自身で調整してください。 

重要なポイントは、膝を曲げて、腰とベッドの間にできるだけ隙間を作らないことです。 

そうすることで、腰への負担を軽減できます。

 

【横向きで寝る場合】
 

痛みが片側に偏っている場合は、痛い方を上にして横向きになります。 

膝を軽く曲げて寝ましょう。 

おしり周りが痛くなりやすい方は、膝と膝の間にバスタオルを挟むことをお勧めします。

 これにより、おしり周りの負担を軽減できます。

 

ひどい腰痛になるのを防ぐための起き方のポイント

無理な体勢での起き上がりは腰痛を悪化させる原因となります。

起き方を注意することで起き上がることで、腰への負担を軽減できます。

まずは横向きに 布団の中で体を動かすときは、まずゆっくりと横向きになります。 

仰向けのまま起き上がると腰に大きな負担がかかるため、まずは体を楽に動かせる横向きの姿勢を取りましょう。

 

仰向けから横向きになる際のポイント 
左右どちらかの膝を倒してみて、腰に痛みが出ない方向へ向きます。 

膝を90度程度曲げてから、上半身から横向きになります。 

膝から横に倒れないようにします。

手を使って上半身を起こす

上側の手で布団を押しながら、反対の手は布団に軽く置いて支えます。 

下の肩を使って、ゆっくりと上半身を持ち上げます。

 上半身が少し起きたら、肘でしっかり支えながら、さらに体を起こしていきます。

全身を支えながら座る

上半身が起きたら、膝をしっかり曲げ、両手で体を支えながら正座の体勢になります。 

急な動きは腰に負担がかかるので、動作はゆっくり行いましょう。

正座から立ち上がる

腰に注意を払いながら、ゆっくりと上半身を起こしていきます。

 周囲に手で支えられる場所があれば、それを使ってゆっくり立ち上がります。

 体が安定したら、深呼吸をして全身をリラックスさせましょう。

 

まとめ

今回は、介護の仕事をされている方向けに、日常生活で気を付けるだけで腰痛を防げるポイントについて紹介させていただきました。

介護の仕事をされている患者さんとお話をする中で、そのお仕事の大変さを実感しています。

このブログが、皆様の腰痛予防に少しでもお役立ていただければ幸いです。

 

もし現在、様々な対策を試しても腰痛が改善されない場合は、他の原因が考えられます。

そのような場合は、早めにお近くの医療機関へご相談ください。

 当院でもご相談を承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

 

診療時間中のお電話が難しい方のために、当院公式LINEによる無料相談も実施しています。

最後に、このブログが腰痛でお悩みの方々の症状改善のきっかけとなることを心より願っています。

(柔道整復師 今行慎二 監修)