ばね指の原因とは?女性に多い症状を徹底解説 - 倉敷市藤戸町の完全予約制整骨院〝天城整骨院〟です。

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ばね指の原因とは?女性に多い症状を徹底解説



はじめに

こんにちは。

岡山県倉敷市藤戸町天城にある天城整骨院の今行です。

ペットボトルをうまく開けられない
フライパンを持つ際にズキっとする
指が引っかかって伸びなくなる

など、そのようなばね指の症状でお悩みではないでしょうか?」

ばね指は、女性に多い症状で、なかなか症状が改善せずに困られている方が多くおられます。

病院に行って、注射を打ってもらったけど、何週間かしたら、また同じようになってきた
湿布を貼ったり、塗り薬を塗っているけど改善しない

など、今現在、病院に行っているけど、症状が改善せずに悩まれている方もいるかもしれません。

 

今回のブログでは、そのようなばね指の症状や特徴、原因、そして予防法や対処法について詳しく解説していきます。

このブログを読んでいただき、快適な日常生活を送るためのお役にいただければ幸いです。

少し長い文章になっていますので、お時間がある際にお読みください。

 

ばね指とは?症状と特徴を知ろう

ばね指は、医学的には「弾発指(だんぱつし)」とも呼ばれる、手指の腱鞘炎の一種です。

この症状は、指を曲げたり伸ばしたりする際に、引っかかりや痛みを感じる状態を指します。

主な症状と特徴は以下の通りです:

 

1. 指の付け根の痛みや腫れ


特に、手のひらと指が接する部分に痛みや腫れが生じます。
この部分を押すと痛みを感じることがあります。

2. 指の動きの制限
朝起きたときや長時間指を使わなかった後に、指を曲げたり伸ばしたりする際に動きが滑らかでなくなる方もおられます。

3. 引っかかり感や「バネ」のような動き


指を曲げようとすると途中で引っかかり、そこから急に曲がる感覚があります。
同様に、伸ばすときも途中で引っかかってから急に伸びる感覚があります。
この動きが「バネ」のように感じられることから「ばね指」と呼ばれています。

4. こわばり感
特に朝方や長時間指を使わなかった後に、指がこわばっている感覚があります。

5. 握力の低下
痛みや動きの制限により、物をしっかり握ることが難しくなる場合があります。

 

ばね指の症状は、軽度から重度まで様々です。

軽度の場合は、不快感程度で日常生活にはあまり影響がないこともありますが、重度になると指が完全に曲がったまま戻らなくなる「ロッキング」という状態に陥ることもあります。

次の項目では、ばね指の原因、特に女性に多い理由について詳しく解説していきます。

 

ばね指の原因を探る:女性に特有のリスク要因とは?

ばね指は、様々な要因が複合的に作用して発症します。

一般的な原因に加え、女性に特有のリスク要因もあります。

ここでは、ばね指の一般的な原因と、女性に特有の要因について詳しく見ていきましょう。

一般的な原因

1. 反復動作
指を繰り返し曲げ伸ばしする作業や趣味(タイピング、楽器演奏など)が、腱や腱鞘に負担をかけます。

2. 強い力の使用
重い物を持ち上げたり、強く握ったりする動作も原因となります。

3. 外傷
手や指にケガをすることで、腱や周囲の組織にダメージを与え、ばね指のリスクが高まります。

4. 基礎疾患
糖尿病や関節リウマチなどの疾患がある場合、ばね指のリスクが高くなります。

 

・女性に特有のリスク要因
1. ホルモンバランスの変化
妊娠中や更年期に起こるホルモンの変化が、腱や靭帯の柔軟性に影響を与え、ばね指のリスクを高めることがあります。特に妊娠後期や出産直後に発症するケースが多く見られます。

2. 解剖学的特徴
一般的に、女性の手は男性よりも小さく、指が細い傾向にあります。
この解剖学的特徴により、腱鞘内での腱の動きが制限されやすくなる可能性があります。

3. 職業やライフスタイル
家事や育児など、細かな手の動きを頻繁に行う機会が多い女性は、ばね指のリスクが高まります。特に、洗濯物を絞る、調理時に包丁を使う、子供の世話などの動作が影響します。

4. 骨粗しょう症との関連
更年期以降の女性は骨粗しょう症のリスクが高まりますが、これが手の骨や関節にも影響を与え、ばね指の発症リスクを高める可能性があります。

5. ストレスと生活習慣
女性は多重役割(仕事、家事、育児など)によるストレスを抱えやすく、これが身体的なテンションを高め、ばね指のリスクを増加させる可能性があります。

これらの要因は単独で作用するだけでなく、複合的に影響し合うことで、女性のばね指発症リスクを高めています。

しかし、これらのリスク要因を理解し、適切な予防策を講じることで、ばね指の発症リスクを軽減することができます。

次の項目では、ばね指を予防・改善するための具体的なアドバイスについてお伝えします。

 

ばね指を予防・改善するためのアドバイス

ばね指は適切な予防法と対処法を知ることで、発症リスクを減らしたり、症状を軽減したりすることができます。

以下に、日常生活で実践できる予防法と、症状が出た場合の対処法をご紹介します。

1. ばね指の予防法
a) 適度な休息とストレッチ


長時間同じ動作を続けないよう、こまめに休憩を取りましょう。
前腕や二の腕のストレッチをしましょう。指を動かす筋肉は、前腕や二の腕にも多くついています。
これらの筋肉を緩めてあげることで、指への負担が減ります。

b) 正しい姿勢と道具の使用
パソコン作業時は、手首を自然な位置に保つよう心がけましょう。
家事や仕事で使う道具は、握りやすいものを選びましょう。
握った時に、硬い部分が当たる場合は、その部分にタオルなどの柔ないものを入れておくことも効果的です。

c) 保護具の活用


重い物を持つ際は、手袋を着用して指への負担を軽減しましょう。
長時間の作業時は、手首や指のサポーターを使用することも効果的です。

 

2. ばね指の症状が出た場合の対処法

a) 安静と冷却


痛みや腫れがある場合は、まず患部を安静にし、冷却しましょう。
腫れているかわからない場合は、少し触ってもらうと熱を持っているか
氷などで15分程度冷やし、1時間おきに繰り返します。

b) ストレッチと軽い運動
手首を軽く回すなどして、ストレッチを行いましょう。
指を動かしていると、指が引っかかってしまったり、痛みが出てしまう場合があります。
極力指のストレッチはしないようにしましょう。

c) 前腕のマッサージ
前腕や二の腕の部分をやさしく揉みほぐします。
指の付け根など 痛みのある部分をマッサージすると悪化する場合があることがあるのでしないようにしましょう

d) サポーター
指使用すると症状が和らぐことがあります。

e) 生活様式の見直し
症状を悪化させる動作や作業を一時的に控えましょう。
道具の持ち方や作業方法を工夫し、指への負担を軽減します。

これらの予防法と対処法を日常生活に取り入れることで、ばね指の発症リスクを減らし、症状の改善を図ることができます。

 

まとめ

ばね指は、適切な知識と対処法を持つことで、予防や症状の軽減が可能な症状です。

このブログでは、ばね指の基本的な症状や特徴、女性に多い理由、そして予防法や対処法について詳しく解説してきました。

 

ばね指は、放置すると日常生活に支障をきたす可能性がある一方で、早めに対処により、多くの場合で改善が期待できます。

もし、今現在、色々対策をしているけど、思うようにばね指が改善しない場合は、一度お近くの整骨院、接骨院などの治療院に相談ください。

そのような治療院がない場合は、当院でもご相談を受け付けておりますので、当院にお連絡ください。

一人ひとりの状況に合わせた適切なアドバイスと治療法をご提案いたします。

(柔道整復師 今行慎二 監修)