「後頭部が重だるい」 「頭が締め付けられ…
もくじ
こんにちは、
岡山県倉敷市藤戸町天城にある天城整骨院の今行(いまゆき)です。
先日、首のボキボキする整体施術を受けた後にめまいがするようになったという患者さんが来院されました。
首をボキボキする整体施術を受けた後に、めまいがするようになったり、めまいの治療のために施術を受けたのに、余計にめまいがひどくなるという方がおられます。
今回のブログでは、首をボキボキする整体施術後にめまいが発生する理由、その場合の対処法について詳しく解説していきます。
めまいには大きく分けて「回転性めまい」と「非回転性めまい」があります。
1. 回転性めまい
回転性めまいは、自分自身や周囲がぐるぐると回っているように感じるめまいです。
2. 非回転性めまい
非回転性めまいは、ふわふわしたり、立ちくらみのような感覚を伴うめまいです。
これらのめまいは、首(以後:頚椎)の歪みと深く関わっています。
その事について、詳しく説明をしていきます。
・頚椎の動きが悪いことによって、頭の水平を保てない
頭の重さは、成人で約4〜6キロぐらいあります。
ボウリングのボールほどのかなりの重さです。
この頭を頸椎が支えて、頭を水平に保つ役割を果たしています。
しかし、何らかの理由により頚椎の歪みがあり、頚椎の動きが悪くなると、頭をしっかりと支えきれません。
そのために、頭を水平に保てなくなります。
崩れかけているダルマ落としみたいな状態です。
本来、頭が水平に保たれて、体のバランスが感覚を保っています。
しかし、頭の水平を保たれなければ、バランス感覚を正常に機能しません。
常に、ゆらゆらしている状態です。
そうなってしまうと、脳に過度なストレスがかかり、めまいが発生してしまうのです。
・脳にはしっかりとした栄養が必要
その栄養源となるのが血液であり、脳への血流が悪くなるとめまいが発生しやすくなります。
心臓から血液を全身に送っていますが、血液が脳へ行くには、頚椎を通る血管を通らなくてはいけません。
頚椎の歪みあり、頚椎の動きが悪くなると、血管の通り道が悪くなり、血液が脳に十分に供給されません。
そのために、めまいが生じるのです。
以上の2つのポイントが、頚椎がめまいと深く関係している理由になります。
ボキボキする整体施術後にめまいが発生する主な理由は以下の2つが挙げられます。
・治療家の治療技術不足
治療業界には、施術の技術が十分でないにもかかわらず、無理にボキボキする施術を行っているケースが多々見られます。
最近では、動画映えを狙って、多くの治療家がパフォーマンスとして施術を行うことが少なくありません。
また、ちゃんとした頚椎の歪みや動きの検査をすることなく、マニュアル化したやり方で、ボキボキした矯正をおこなう治療家もいます。
頚椎は自律神経も集中し、腰の腰椎と比べて非常にデリケートな場所になります。
しっかりとして長年積み重ねた技術を元にして、頸椎の施術をしなければなりません。
ボキボキする施術(矯正)は、かなりの熟練した技術が必要なのです。
・本当に頸椎が問題なのか?
頚椎がめまいと深く関係しているのは確かですが、それはあくまで原因の一つに過ぎません。
また、頚椎の歪みには、別の原因が隠れていることも多々あります。
例えば、足首や股関節などです。
足首や股関節は、人の土台となる部分で、それらが悪いために、結果として体のバランスを取ろうとして頸椎が歪んでいることがあります。
そのため、体全体のバランスなどの検査を行うことが重要です。
これもまた、治療家の技術に依存する部分になります。
もしボキボキするよな整体施術後にめまいを感じた場合は、以下の対処法を試してみてください。
1. 休息を取る
まずは無理をせず、ゆっくりと休息を取ることが大切です。深呼吸をしながらリラックスしましょう。
2. 水分補給
水分をしっかりと摂ることで、血流を改善し、めまいを軽減することができます。
3. 後頭部のストレッチ
首の付け根の部分を軽く気持ち良い程度で、親指で押しながら、20秒ほど軽く左右に頭を動かします。
今回のブログでは、ボキボキと音がする強い整体施術後にめまいが発生する理由、その場合の対処法について詳しく解説させていただきました。
めまいの治療において頚椎の治療は重要です。
頚椎の歪みがめまいと深く関係する理由として、頭が水平を保てなくなること、脳への血流が悪くなることをお伝えしました。
しかし、誤った整体施術(矯正)を行うと、めまいが悪化する可能性があります。
これは、治療家の技術が未熟であったり、頚椎が本当に問題であるかどうかを適切に検査できていない場合に起こります。
もし、今現在、めまいのお悩みが続く場合は、当院の全身の歪みをする整体施術がお役に立つと思います。
いつでも、お気軽にご相談ください。
当院の整体治療について詳しくはこちら
(柔道整復師 今行慎二 監修)