「腰痛解消!正しい椅子の座り方 5つのポイント」 - 患者さんに寄り添った治療を。天城整骨院です。頭痛・肩こり・腰痛・膝痛などの慢性痛、捻挫、急性・亜急性の関節や筋肉・腱の痛みなどでお困りでしたら当院へお越し下さい。

倉敷市藤戸町の天城整骨院
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「腰痛解消!正しい椅子の座り方 5つのポイント」


こんにちは!

倉敷市藤戸町にある天城整骨院の今行(いまゆき)です。

今年の夏はほんとうに暑い日が続きましたが、ここ最近は朝晩は気温も下がりすごしやすくなりましたね。
寒暖差があると自律神経のバランスが崩れて、体の不調につながりやすくなります。
くれぐれも体調管理には、お気をつけてくださいね。

 

 

さて、今日は椅子に座っている際の腰痛に悩まれている方にために、「腰痛解消!正しい椅子の座り方」についてブログに書きました。

このブログを読むことによって、椅子に座っているときの腰痛を解消することができると思います。

少し長い文章になりましたが、ゆっくり読んでみてくださいね。

 

当院では腰の痛みで20代から70代まで幅広い年齢層のたくさんの患者さんが受診されています。

そんな年齢層の中でも、特に30~50代の方がおおく受診されています。

その方々の腰痛のお悩みで、椅子に座っている際の腰痛があります。

「腰が痛くて仕事に集中できない」

「椅子から立ち上がる際の痛みがくると思うと憂鬱になる」

「座っているうちに、重だるくなる腰の痛みがつらい」

など、椅子に座っている際の腰痛に悩まれています。 

 

 

なぜ椅子に座っていると腰が痛くなるのか?

立っているより椅子に座っている方が腰への負担が少なそうなのに、

「何で腰が痛くなるんだろう?」

って思われる方も多いのではないでしょうか? 

 

実は、立っているときよりも座っているときのほうが腰への負担が増えるんです。

立っているとき人は、上半身の体重を下半身で支えています。

しかし、座っている状態では、上半身の重さを腰で支えることになります。

当然、座っていると腰への負担が増えてしまい、結果として腰痛を起こしてしまいます。

 

数値にすると、立っているときと比べて座っている方が、腰への負担1.5倍ほど高いということがわかっています。

 

また、腰(腰椎)は体をひねったりしやすい骨の構造にはなっていません。

上半身をひねる動作する際は、腰(腰椎)をひねっておこなっていると思われている方が患者さんに多くおられます。

しかし、人の体は腰ではなく、肋骨や背中、股関節を使ってひねる動作をしています。 

椅子に座っているときは、上半身をひねる動作でさらに腰への負担が増えてしまいます。

椅子に座っていると股関節の動きが制限されてしまいます。

そのため、パソコンのディスプレイの位置が正面ではなかったりすると、腰の部分に無理がかかります。

当然、負担がかかって腰回りの筋肉の疲労が溜まり腰痛の原因になります。

 

 

こんな悪い姿勢になっていませんか?

 椅子に座っている腰痛の多くの方は、普段何気なくしている悪い姿勢が腰に負担をかけています。

⑴ 前のめりの姿勢

椅子に座っているときに、頭が前に出てしまうと、これをひっぱり上げるための背中の筋肉が働きます。この姿勢を長期間していると肩や背中に疲労がたまり筋肉は疲れてきます。

最終的には腰痛を引き起こす原因になってしまいます。

 

⑵ 椅子に浅く座っている。

何気なく椅子に座ると骨盤は後ろに倒れ、腰の後ろ側が凸の形になります。前のめりの姿勢をしているときと同じように腰に負担をかけてしまいます。 

 

⑶ 背もたれに寄りかかる。

⑷ 足を組む。

左右どちらかの足をもう片方の足の上に乗せていると股関節や骨盤の傾きが生じやすくなります。

体の左右のバランスが悪くなると腰に負担がかかりやすくなります。 

 

 

 

腰痛解消!正しい座り方5つのポイントについて

正しい座り方を習慣化することが大切です。

次の5つのポイントを13回、正しい姿勢を意識させることから始めてみてくださいね。

 

1.骨盤を立てて座る。

人の背骨を横から見ると、S字様のカーブにつくっています。

このS字様のカーブは非常に重要で、首や腰にかかる負担を減らしています。

肩こりや腰痛持ちの人がお医者さんから、

「胸を張って座ってくださいね。」

と言われるのもそんな背骨のS字用のカーブの姿勢を作るためです。

しかし、実際に胸をはって座っていると腰がつらく感じている方もいると思います。

これは、土台である座り方(骨盤の位置)が悪いからです。

 

椅子に座る際に、前かがみになりながら、お尻を座面の奥まで入れる。

奥にまでお尻を入れることができたら、前かがみの状態からゆっくり上体を起こす。

こうすれば、骨盤が立った状態に位置します。

もし、骨盤が立っているかよくわからない方は、このやり方で一度座面(座る部分)が硬い椅子で試してみてください。

硬い座面の椅子で骨盤を立てて座ってみるとお尻の骨(坐骨)があたっているのがわかると思います。

これで、胸も張りやすい姿勢をできるでしょう! 

 

2.足を組まない。

いくら骨盤を立てて座っても足を組んでしまうと左右のバランスが崩れます。

左右対称にバランスが良い方が腰痛になりにくいことがわかっています。

足を組む癖があり、足を組まないと落ち着かない方もいるかもしれません。

少しずつでもいいので、足を組む回数を減らしてください。

少しづつ減らしていけば、そのうち足を組まないのが普通(癖)になります。

 

 

3.足の裏を床にしっかり着ける

足の裏を床にしっかりつけて座ってください。 

理想は足首と膝が90度です。

椅子の高さを調整してみてくださいね。

 

 

4.パソコンのモニターを正面に置くこと。

先に説明した座っているとひねる動作がしづらくなるので、パソコンのモニターは正面においてひねる動作を少しでも減らしましょう!

 

 

 

5.足元周りの整理整頓する。

足元周りの整理整頓をしてください。

いろいろ物があると、足を動かすスペースが少なくなります。

こまめに姿勢を変えると腰痛になりにくいことがわかっています。

足の置き方はつま先平行を意識してください。 

 

 

最後に

短時間でもいいので、席を立ち休憩を!

理想的な姿勢をずっと保つことが大事です。

しかし、理想的な姿勢をしていても、長時間姿勢を維持していると当然腰の筋肉自体は疲れてしまいます。

 

短時間でも良いので、席を立ちコーヒーを飲みに行ったりなど休憩する時間を作る。

人間の集中力が持つ時間は1時間程度と言われています。 

1時間に一度は休憩を入れてみてくださいね。

席を立ち気分転換をすることで仕事の効率もきっと高くなるはずですよ。

 

いろいろやってみたけど、良くならない腰痛でお困りの方は、一度当院にご相談ください。

柔道整復師 今行 慎二 監修