テレワークで椅子に座ることによって起こる腰痛の原因と予防 - 患者さんに寄り添った治療を。天城整骨院です。頭痛・肩こり・腰痛・膝痛などの慢性痛、捻挫、急性・亜急性の関節や筋肉・腱の痛みなどでお困りでしたら当院へお越し下さい。

倉敷市藤戸町の天城整骨院
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テレワークで椅子に座ることによって起こる腰痛の原因と予防


こんにちは、天城整骨院の今行です。

緊急事態宣言がでて、東京や大阪の感染者が落ちついてきています。
みんなが自粛をがんばっている効果ですね。

さて、コロナの影響で、お仕事がテレワークになられた方も多いのではないでしょうか。

そんな中で、テレワークで長時間椅子に座っていることもあり、当院では腰痛の患者さんが増えています。

「腰が重だるくて」
「朝おき上がる際に腰が痛い」
などの悩みを持たれて来院されています。

 

そこで、今回「テレワークで椅子に座ることによって起こる腰痛の原因と予防」について、書かせていただきました。

今現在、腰痛でお悩みの方は、お時間のあるときに読んでいただけば幸いです。

 

(1)テレワークで腰痛を感じるようになった人の原因って?

長時間おなじ姿勢でいると、腰の筋肉に負担がかかります。

負担がかかっていくと、筋肉は疲労がたまり、硬くなってしまいます。
筋肉が硬くなってしまうと、そのまわりの関節の動きにも負担がかかってしまいます。

そうなってしまうと、腰に痛みを感じるようになります。

テレワークで腰が痛くなる方は、以下のような癖を持たれています。

それは、

  • 椅子に座るときに、足を組んで座っている
  • あまり途中で、席を立たない。
  • 自身に合わない椅子を使っている

椅子に座っているときに、足を組んでいると体のゆがみができてしまい、過度に負担がかかってしまいます。
出来るだけ左右のバランスが良い状態で座ることが大切です。

また、長時間同じ姿勢でいるのは、筋肉に疲労がたまりやすくなります。
定期的に席をたち、動くことも重要です。

 

突然テレワークになり、ダイニングにある椅子を利用している方もいるかもしれません。

長時間使用するなら、テレワーク用の椅子を選ぶことも必要です。

 

 

(2)テレワークをする人のための椅子の選び方

テレワークをする際の椅子が、重要になります。

1日何時間も座っているので、
ダイニングで使用している椅子で、いいやというわけにはいきません。

出来るだけテレワークする上で、体にストレスのない椅子にしましょう!

椅子を選ぶ上で、以下の点が重要になります。

・座面のクッション性は柔らかすぎないこと
・椅子は座面の奥行きと背もたれの位置
・座った際の膝の角度が重要

一つ一つ詳しく説明していきます。

 

・座面のクッション性は柔らかすぎないこと
「え、柔らかい方が座り心地がいいじゃん」と思われるかもしれません。
くつろぐための椅子なら座り心地が良いのにこしたことはありません。

しかし、机に向かってパソコンや事務作業をするとなると話は違ってきます。

柔らかい椅子は、腰が沈んでしまいます。
腰が沈んでいる状態で、パソコンなどの作業は腰に負担がかかります。

座面のクッションは少し硬めぐらいが良いでしょう。

 

・椅子は座面の奥行きと背もたれの位置が重要
座った際に、しっかり奥まで腰をかけたときに、膝のうらが座面の先端に当たらないぐらいの奥行の椅子をオススメします。

背もたれの角度は、座った際に軽く背なかが当たる程度の角度が良いです。

垂直に近い背もたれもありますが、前かがみになりがちになるので注意が必要です。

 

・座った際の膝の角度が重要

膝の角度が90度になるものが理想です。

そして、しっかり、足が床についていること。

足が床につかなくてぶらぶらしていると、上半身の体重を腰だけで支えることになってしまいとても疲れます。

デスクに向かったとき、肘も90度になっていれば尚良いです。

肘は使用しているデスクとの相性もあるので、椅子を買う際に使用する机の高さをチェックしておくと良いですね。

 

(3)椅子を変えずに出来る腰痛の予防法(テレワーク編)

椅子を買うためにお店に行くのも躊躇する方もいると思います。

そんな方のために、椅子を変えずに出来る、腰痛を予防するための方法があります。

1.椅子に座る時は、足を組まないようにする
いつも足を組む姿勢は、片方の骨盤や腰に負担をかけています。

お尻まわりの筋肉も次第にかたくなってしまい、骨盤のゆがみがおこってしまいます。

足を組んでいることに気が付いたら、足を組まない。
出来るだけ足先を平行にして座ることを心がけて下さい。

 

2.座りっぱなしを避ける
人の体は同じ姿勢で、長時間いると筋肉が硬くなります。

テレワークで長時間椅子に座っていると、腰まわりやお尻まわりの筋肉は硬くなります。

・30~40分ぐらいに一度立つこと。
・ひざの屈伸をする。
をしてみてください。

 

3.疲労をため込まない
筋肉は疲労が溜まると硬くなります。
少しでも体の疲労を減らすことが必要です。

10~15分ほどので構いませんので、お風呂でしっかり湯船につかってみてください。
40°ほどの少しぬるい方が効果的です。

また、からだはストレスを溜めすぎると呼吸が浅くなります。

疲労が溜まりやすくなり、筋肉が常に緊張した状態になりやすくなります。
深呼吸をしてみてください。
深呼吸することによって、自律神経のバランスも整おうとしてストレスを減らすことも出来ます。

まとめ

コロナウイルス の影響で、急に日常生活が変わっていっています。

特に外出ができないこともあり、ストレスも溜まりやすくなっています。

テレワークになり、腰の痛みを感じるようになれば、ストレスもひどくなるでしょう。

 

普段何気なくおこなっている動作でも、ぎっくり腰を起こしたりもします。

そうならないためにも、参考にしてもらえればと思います。

 

もし、この3つのことを継続しているのに、腰痛をよく起こしているなどお困りの方がおられたら、ひょっとすると他にも原因があるかもしれません。

そんなときは、一人で悩まないでお気軽にご相談ください。

柔道整復師 今行慎二 監修